Intel Core Ultra 9 285Kのベンチマークが登場。Ryzen 9 9950Xを6%上回る性能に
Intelは次世代デスクトップ向けCPUとなるArrow Lake-S世代のCore Ultra 200シリーズを2024年10月17日発売で計画していますが、今回この中で最上位モデルであるCore Ultra 9 285Kの量産品と見られるGeekbench 6ベンチマーク結果が登場し、その性能が明らかになりました。
Core Ultra 9 285Kは8P+16Eの合計24コア24スレッドで構成されるCPUで、L2キャッシュは40MB、L3キャッシュは36MBの合計76MB搭載し、ベースクロックは3.7 GHz、ブーストクロックは最大5.7 GHzに設定される予定です。また、TDPはPL1が125Wに設定される見込みになっています。
今回のベンチマークはASUSのROG STRIX Z890-A GAMING WIFIと呼ばれるハイエンドマザーボードで計測が行われており、メモリーは6400MT/sで動作するDDR5を合計64GB搭載しています。
そんなCore Ultra 9 285Kのベンチマーク結果はシングルコアが3449ポイント、マルチコアが23024ポイントを記録しています。
CPU | シングルコア | マルチコア |
---|---|---|
Core Ultra 9 285K | 3449 | 23024 |
Ryzen 9 9950X | 3410 | 22430 |
★Core Ultra 7 265K | 3283 | 22293 |
Core i9-14900KS | 3189 | 21890 |
Core i9-14900K | 3088 | 20881 |
Core i9-13900K | 2982 | 20183 |
Core Ultra 9 285Kのシングルコア性能は先代のCore i9-14900Kより8%上回っており、Ryzen 9 9950Xよりも4%上回るなど非常に高い性能を記録しています。
マルチコア性能も先代のCore i9-14900KSに対して5.1%、Ryzen 9 9950Xに対しては14%上回るなどこちらも非常に高い性能を発揮しており、特にE-Core側の性能向上により全体的な性能底上げが図られているように見られます。
Core Ultra 9 285Kの電力設定に関してはデフォルトのBaselineはPL2が177Wと低めですが、Performanceプロファイルでは250WでCore i9-14900Kと同等、Extremeプロファイルでは295Wと先代のCore i9-14900Kより高めに設定されると言われています。そのため、今回のベンチマークがどの電力設定で取られたかは重要なのですが、この点は明らかにされていない点には留意が必要です。
Intel Core Ultra 9 285K | Geekbench 6
コメント