Intel Core i9-13900KSの仕様判明。最大6.0 GHzでベースTDPは150Wに

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Intelでは2023年1月に第13世代デスクトップ向けCPUのRaptor Lake-S最上位モデルであるCore i9-13900KSを発売予定ですが、今回このCPUの仕様表がリークし詳細仕様が判明しました。

目次

最大6.0 GHzで動作するCore i9-13900KS。ベースTDPは150Wに上昇。最大TDPは253Wで変わらず。

Intel Core i9-13900KS confirmed to feature 6 GHz frequency and 150W base power – VideoCardz.com

Intelでは第13世代デスクトップ向けCPU、Raptor Lake-Sを2022年10月から発売し最上位モデルとしてP-Coreを8コア、E-Coreを16コア搭載し、最大5.8 GHzで動作するCore i9-13900Kを発売しましたが、更に高い動作クロックでの動作が可能となるCore i9-13900KSを2023年1月以降に発売を予定しています。

今回はこのCore i9-13900KSの仕様を記載したスライドがリークし、詳細な仕様が明らかになっています。

仕様表によるとCore i9-13900KSについてはCore i9-13900Kをベースとしているため、コア数やキャッシュ容量などには変更ありませんが、P-Core側の動作クロックについてはTurbo Boost 3.0時には最大5.8 GHzで動作、Thermal Velocity Boost時は最大6.0 GHzで動作する設定になっています。この6.0 GHzと言う数字は市販されているIntel製CPUとしては初めて達成する領域になります。

ベースの動作クロックについてもP-Core側は変更が加えられており、Core i9-13900Kより200 MHz高い3.2 GHzでの動作が基本となっています。この設定によってCPUのベースTDPについては125Wから150Wと引き上げられています。ただ、最大6.0 GHzと言う高い動作クロックを達成はしていますが、最大TDPであるMTP値は253WとCore i9-13900Kから据え置きにされています。

このCore i9-13900KSについては2023年1月に開催されるCES2023か2023年1月3日と噂されているIntel独自のイベントにて発表が行われ、2023年Q1(1~3月)までに発売がされると見られています。価格についてはリークでは11万円を超える価格になるなど高価なCPUとなりそうです。

2023年発売のIntel Raptor Lake-Sの価格判明。Core i5-13400Fは4万円近く

 

今回出てきたTurbo Boost 3.0とThermal Velocity Boostなど良く分からないという人向けに簡単に解説。

Turbo Boost 3.0はCPUの中で最速で動作できるコアの動作クロックを引き上げる機能で、CPUの温度が100℃に到達するまで動作クロックが引き上げられます。

Thermal Velocity BoostはTurbo Boost 3.0より更に動作クロックを100 MHz(Core i9-13900KSは200 MHz)引き上げる機能ですが、動作温度が70℃以下と非常に高い性能を持つCPUクーラーが必須となる機能です。

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