Intelでは2022年10月20日に第13世代となるRpator Lake-Sの発売を予定していますが、この中で最上位モデルとなるCore i9-13900KがLN2で8.0 GHzまでオーバークロックされたようです。
熟成したIntel 7を採用するRaptor Lake-S
Intelでは2022年9月27日に第13世代CPUとなるRaptor Lake-Sを発表し、10月20日から販売を開始すると見られています。このRaptor Lake-SではAlder Lake-Sから採用されている10nmプロセスで製造が行われます。
この10nmプロセスは2019年に投入がされたIce Lakeから採用されていることからプロセスの熟成は進んでおり、Alder Lake-Sではアーキテクチャーが刷新されているにもかかわらず6 GHzに迫るような動作クロックにオーバークロックが可能となっています。
そんな、10nmを採用するRaptor Lake-Sですがこの中で最上位モデルとなるCore i9-13900Kが発売前のES段階で既に8.0 GHzにまでオーバークロックされたようです。
LN2で冷却して8.0 GHzを達成。製品版では更に上を狙える可能性
wccftechがオーバークロッカーから独自に入手した情報によると、Core i9-13900Kにおいて8.0 GHzのオーバークロックの達成はかなり簡単に出来たとの事です。
実際にCPU-Zを撮影した画像ではCore i9-13900KのES品を用いて8.0 GHzにまでオーバークロックが行われており設定としてはP-CoreのSMTを無効化したうえで8コアが8.0 GHzに設定されており、コア電圧は1.792Vにまで引き上げられています。
また、冷却はLN2を用いているとの事ですが、他に使われたマザーボードやメモリーなど細かな情報については開示できないとの事で不明となっています。
恐らく、このオーバークロック結果自体、ASUSやGIGABYTEなどマザーボードメーカー各社専属のオーバークロッカーからのリークのためマザーボードなどの詳細は明かせないのだと考えられます。
前回、Alder Lake-Sの登場時にも8.0 GHzにオーバークロックされたという情報がありましたがその時はバグを利用して新記録を達成するというものでしたが、今回のものはそのバグも塞がれていることから信憑性は高いと言えそうです。
オーバークロックについてはRaptor Lake-Sで使われている10nmプロセスはIntelが2019年から3年間に渡り利用していることからプロセスの熟成が進んでいると言え簡単に高い動作クロックの設定が可能なようです。特にCore i9-13900Kではデフォルトで最大5.8 GHzまで動作するため、液体窒素大好きなオーバークロッカーにとってはRaptor Lake-S世代やその中で最上位となるCore i9-13900Kは魅力的な選択肢と言えそうです。
Raptor LakeやRyzen 7000シリーズの登場が近づいているため、Ryzen 5 5600Xは2.5万円という安値で販売されています。
PS5も6000円値上げされますので、Amazonで買えるかは分かりませんが、欲しい人は早めにエントリーする事がオススメです。
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