Intel Arc B580 や Radeon RX 8000 の下位モデルはGeForce RTX 4060 Ti超えの性能に?
NVIDIA、AMD、Intelのグラフィックスカードについては2024年末から2025年にかけてラインアップが新世代化される計画で、2024年12月12日にはIntelがArc Battlemage世代のArc B580とArc B570を発売します。また、2025年1月にはNVIDIAがGeForce RTX 5000シリーズの上位モデル群を、AMDはミドルレンジを中心にラインアップするRadeon RX 8000シリーズを発売するなど多くの新製品が登場する見込みです。しかし、中国のリーカーによると、IntelのArc B580やArc B570およびRadeon RX 8000シリーズの下位モデルに関してはNVIDIAのGeForce RTX 4060 Tiを僅かに超えるほどの性能を有することが明らかになっています。
Arc B570に関してはあまり情報が出ていませんが、Arc B580はBattlemageアーキテクチャーで構成される20基のXe2コアを搭載し、19Gbps動作のGDDR6をバス幅192-bitで12GB搭載することが明らかにされています。
一方、AMDのRadeon RX 8000シリーズはRDNA4アーキテクチャーへ刷新されますが、ラインアップはRDNA1世代に似たエントリーからアッパーミドルレンジに絞られる見通しです。開発されているGPUコアも上位モデルのNavi 48と下位モデルのNavi 44の2種類だけになります。この中でNavi 44に関してはGPUダイサイズが130mm²と現行の最廉価GPUであるNavi 33から36%縮小されるため、大幅なコストカットが可能になると言われています。
ただし、両モデル共に性能に関する情報はあまり登場していませんでしたが、金猪升级包氏によると、B580やB570、そしてNavi 44系に関しては非常に競争力が高いモデルになるとのことで、特に小規模なメーカーはこれら製品に注力する必要があります。また、性能に関しては少なくとも3D MarkなどのベンチマークではGeForce RTX 4060 Tiを超える可能性を示唆しています。
Arc B580は販売価格が$250程度とRTX 4060 Tiを$100、日本では5万円を切り、約1万円ほど安価に販売される見通しです。また、Navi 44 GPUを搭載するRadeon RX 8000シリーズもコストが低いGPUを採用していることから、安価な価格設定になることが期待されます。そのため、リーク通りの性能であれば、久しぶりにコストパフォーマンスが高いミドルレンジグラフィックスが登場することになります。さらに、それらがAMDとIntelの2社から発売されれば、NVIDIAにとっても大きなプレッシャーとなり、2025年4月以降に発売されると言われているGeForce RTX 5060 TiやRTX 5060の価格にも大きく影響を与える可能性があり、消費者に大きな恩恵をもたらす可能性がありそうです。
金猪升级包 | Weibo
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