Intel Arc がSteamハードウェアサーベイに初登場。原因は内蔵GPU
Intelは2023年からディスクリートGPUとしてIntel Arcを投入し、同年には第一世代製品となるArc Alchemistを、さらに2024年12月からは第二世代となるArc Battlemageを投入する計画です。
しかし、Arc Alchemistに関しては当初予定していたより発売が大幅に遅れたほか、ドライバーの最適化不足も相まって商業的に成功とは言えず、市場調査会社による出荷ベースのシェアは直近では0%を記録するなど、あまり良い結果は出ていません。それにもかかわらず、2024年11月末に集計されたSteamハードウェアサーベイにて、IntelのArcグラフィクスが初めてランクインしました。
Steamハードウェアサーベイでは「Arc Graphics」という名称で0.18%のシェアを獲得していることが明らかになっており、これはRadeon RX 6800並みのシェアで、RX 7700 XTやRX 6750 GREを超える結果となっています。
ただし、注意点としてこの「Arc Graphics」という名称は、Meteor LakeやLunar LakeなどのCPU内蔵GPUに付与される名称のようです。デスクトップ向けやノートPC向けのディスクリートGPUは「Arc A780」や「Arc A580」など、個別の名称で登録されるはずです。そのため、Arcグラフィクス搭載製品が伸びているというよりは、Meteor Lake世代のCore Ultra 100シリーズやLunar Lake世代のCore Ultra 200Vシリーズを搭載するノートPCのシェアが伸びている状況のようです。
なお、IntelはArc Battlemage世代のArc B580とB570を日本時間で12月3日に発表予定であり、リークされている情報によると、エントリーからミドルレンジモデルに求められるコストパフォーマンスに優れた製品となっているため、今後Arc B580やB570などのデスクトップ向けグラフィックスカードもランクインしてくることが期待されます。
コメント
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>>日本時間で12月3日に発表予定であり、
何時頃かな