Intelが Arc Battlemage B770 の登場を示唆。 Computex 2025で発表?

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Intelが Arc Battlemage B770 の登場を示唆。 Computex 2025で発表?

Intelは2024年12月にディスクリートGPUとしては2世代目の製品にあたるBattlemageアーキテクチャーを搭載するミドルレンジ向けグラフィックスカードのArc B580を発売し、そのあとはエントリー寄りのArc B570を2025年1月に発売しています。この製品はAMDやNVIDIAの同価格帯の製品に対して、性能面では上回っており、VRAM容量も多めに搭載していることから発売後の評価は比較的よく、第一世代のArc Aシリーズに比べて販売面でも善戦していると見られています。

ただ、Intelに関しては経営上の問題により製品ラインアップの見直しや、コスト削減に伴い一部製品の開発凍結などが必要な状況であり、Arc B580の上位モデルでアッパーミドルレンジ帯にあたるArc B770に関しては音沙汰がない状態で、リークでは開発が中止されたと言う話も出ていました。しかし、Intelはこのアッパーミドルレンジ帯のArc B770について開発を続けていると言う話がここ最近になり活発にリークされ始めているほか、公式XでもArc B770の登場を示唆するような内容を投稿するなど近いうちに開催されるComputex 2025にて、同製品について何かしらの発表を行う可能性が出始めています。

IntelはComputex 2025にてエンタープライズ向け製品にあたるArc Proシリーズに関して新製品を発表することを明らかにしています。ただ、この発表はArc Proだけに留まらず、Arc B580にVRAMを24GB搭載した製品も発表される可能性があるなどコンシューマー向けのArcシリーズに関しても触れられると見られています。そして、このArc Proに関する公式Xでの投稿に対して、あるユーザーが『Arc B770を出して!』とリプライを送ったところ、Intel公式が『良い選択ですね。どうぞお楽しみに!(Stay tuned)』とリプライを返しています。

まだ未発表の新製品に関しては各社コメントや公式Xでもリプライが無視されることが多いほか、仮に登場する見込みがないのであればリプライに『Stay tuned』とわざわざ記載することは稀であるため、直近であればComputex 2025でのティザーや正式発表などが行われる可能性があると見られています。

なお、現時点ではArc B770の詳細スペックは判明していませんが、輸出入記録からBMG-G31 GPUと呼ばれるExecution Unitを32コア搭載したGPUを搭載し、VRAM容量は16GBになると考えられています。また、Arc A770や現行のArc B580のリファレンスモデルであるLimited Editionを製造するIntel ベトナムへBMG-G31 GPUを輸送していることも明らかになっているため、登場する際にはLimited Editionも投入されるものと見られています。性能についてもまだ明らかになっていませんが、Arc B770はGeForce RTX 5060とRTX 5060 Tiの間ぐらいの性能になると考えられ、VRAM容量の多さに加え、Arc B580に迫るコストパフォーマンスを実現できれば非常に魅力的なグラフィックカードになると考えられるため、今後の動向に期待が集まります。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • ミドルレンジの上位を狙える性能でローエンド価格だと嬉しいなぁ

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