Intelの最新チップセットドライバーにて主にAlder Lake-Sに対応する600シリーズマザーボードすべてが網羅されたリストが含まれていたようです。Z690などハイエンド向けモデルから、X699 HEDT向けマザーボードまで多数のモデルが登場予定のようです。
600シリーズマザーボードのラインアップが出現
Intelのチップセットドライバー10.1.18836.8283にてAlder Lakeに対応する600シリーズチップセットのデバイスIDが含まれていた事がHXLによって明らかになりました。
Intel Chipset Device Software Version 10.1.18836.8283 pic.twitter.com/E1Np1cLD2P
— HXL (@9550pro) August 21, 2021
エントリーからHEDT向けまで幅広くラインアップ
チップセットドライバーに含まれていた600シリーズマザーボードは以下の通りになっています。
- X699 (HEDTモデル)
- Z690 (ハイエンド・コンシューマーモデル)
- W685 (ワークステーション・ハイエンドモデル)
- W680 (ワークステーション・ミドルレンジモデル)
- Q670 (法人・エンタープライズモデル)
- Q670E (法人・エンタープライズラップトップモデル)
- R680E (組み込みデバイスエンタープライズモデル)
- H670 (ミドルレンジ・コンシューマーモデル)
- B660 (ミドルレンジ・コンシューマーモデル)
- H610 (エントリー・コンシューマーモデル)
- H610E (組み込みデバイスエントリーモデル)
Intel製チップセットでは、XがHEDT、Wがワークステーション、Qがエンタープライズ、Zがハイエンド、H/Bがメインストリーム向け、Hがエントリー、Rがラップトップモデルとなっています。
この中で、Z690などは度々リークで登場しており2021年末にAlder Lake-SのKシリーズの発売と同時にリリースがされるマザーボードになると見られています。一方で、H670やB660、H610など一般的なマザーボードに関してはKシリーズ以外のAlder Lake-SがリリースされるCES2022まではリリースがされないと言われています。
Alder Lake-SはOC可能モデルのみ年内発売。ATX12VO対応も要請
X699に関してはAlder Lake-Sでは無くSapphire Rapids-Xに対応したマザーボードになる可能性があります。ただ、Sapphire Rapids-XはW790マザーボードが対応すると見られているため、もしかしたらAMD EPYCとThreadripperのようにサーバー・ワークステーション向けにはW790に対応するSapphire Rapids-X、コンシューマー向けにはX699対応のSapphire Rapids-Xと言うラインアップになる可能性があるとの事です。
ちなみに、W680はXeonとしてリリースされるAlder Lake-Sが対応モデルとなっておりこれは過去にリークされています。
主にAlder Lake-Sに対応するマザーボードが網羅されていますが、X699が一体何か気になる所です。VideocardzでもX699はもしかしたらSapphire Rapids-Xのコンシューマー向けモデルでは無いかと言われていますが詳細は不明です。もしそうであれば、Sapphire Rapidsでは理論上で最大72コアまで搭載できるため、IntelはやっとHEDT向け製品でRyzen Threadripperに対抗できる商品を出せる事になります。逆に言えばAMDは最近Threadripperに対して手を抜いている雰囲気があるので個人的にはIntelからもThreadripperに対抗できるHEDT CPUを出してほしい所です。
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