ここ最近発売されているハイエンドなグラフィックカード、例えばRTX 4090などでは3スロットは当たり前で4スロット厚のクーラーを搭載したモデルが多く登場している状況ですが、近い内に更に高い冷却性能が必要になるためか、MSIやPNYは4スロット超えのGPUクーラーを次世代GPU向けとしてComputex2023で公開しました。
もしかしてGeForce RTX 4090 Ti向け? MSIやPNYが4スロット超えの厚さを持つGPUクーラーを公開。
ここ最近発売されているハイエンドなグラフィックカード、例えばRTX 4090などでは消費電力が最大600Wにも達する事から空冷を用いたGPUクーラーでは3スロット厚が標準的で、オーバークロックモデルや冷却性能が高められた空冷モデルでは4スロット厚のGPUクーラーを搭載しているモデルも登場しています。しかし、各社AIBでは今後もグラフィックカードの消費電力は増加傾向になると予測しているためか、Computex2023では4スロット厚を超える様なGPUクーラーが次世代GPU向けとして公開されています。
PNY製のプロトタイプは4.5スロット厚。RTX 4090対応だが、RTX 4090 Tiにも対応?
PNYではCooler MasterとコラボレーションしたGeForce RTX 4090 VERTO ARGBなどのモデルを発売していますが、その第二弾として予定されているプロトタイプモデルがComputex2023にて展示されています。このプロトタイプモデルはGPUクーラー自体はCooler Masterによって設計が行われているとのことで、120mmファンを2つ搭載し、グラフィックカード全体のサイズは長さ310mm、幅が142mmそして厚さが89mmです。これはスロットで換算すると約4.5スロット厚となっており、一般的なATXマザーボードであれば使用可能なPCIeスロットをすべて覆ってしまうと考えられます。
なお、PNYではこのGPUクーラーを用いて今年後半にもRTX 4090搭載モデルを発売するとのことですが、冷却性能的に2024年初旬に登場すると見られているRTX 4090 Tiを視野に入れたモデルにもなる可能性ありそうです。
MSI製プロトタイプは4.2スロット厚。次世代グラフィックカード向けとの事でGeForce RTX 4090 Tiを視野に入れている可能性?
MSIでも超巨大GPUクーラーを搭載したグラフィックカードの展示をしており、同社のハイエンドモデルであるSUPRIM Xより巨大な4.2スロット厚のGeForce RTX 4090を展示しています。
このグラフィックカードには名前が設けられていませんが、MSIによると搭載されているプロトタイプのGPUクーラーは『次世代グラフィックカード』に使用されるとのことですので、消費電力が更に増えると見られているRTX 4090 Tiや将来登場するRTX 5000シリーズなどを視野に開発が進められている可能性があります。
また、他にもラジエーターやポンプ含めて5スロット厚以内に収めた簡易水冷であるFusionChillも公開しています。このFusionChillではGPUやVRAMなどを冷やすベースプレートと240mmのラジエーターそして、シュラウド部に水タンクを搭載する事で、ラジエーターを取りまわす事無く簡易水冷化を実現できる技術になっています。
コメント
コメント一覧 (7件)
お重、レンガ、鈍器、インゴットw
もう外部水冷ユニット付属で売ってくれない?
静音でm -ATX位の大きさなら売れると思うんだ
どうせ30万くらいするんでしょ?
4090で「お、意外とこのサイズ許される(?)な?」と味をしめたのか知らんが更なる鈍器を開発すな。笑
でもどうせデカいなら簡易水冷組み込んだろ、ってのは道としてはあり…かも…
個人的には小型本体+ラジエーターの形状(Suprim Liquidみたいな)よりは
デッッッッッ!!!って感じの方が好きなので
もう水冷で良くね?
内蔵するサイズじゃねぇだろ
まぁもうハイエンドは3スロ厚超えた上に下からの吸気全部熱風に変えてマザーボード上部に吹き付ける意味の分からん仕様になりかけてるから
現状打破の手段として簡易水冷組み込みが一般化するのは理解できる
他に逃がさないとシステム全体の冷却が早晩息詰まる
内蔵するってゆうレベルじぁねえぞお!
ビデオカードからグラフィックボードになって
グラフィックブロックになってグラフィックキューブに進化?しようとしてる・・・