GoogleがPixel 8のディスプレイ問題に対する延長保証を発表。対象は緑線やチラツキなど
AMOLEDを搭載したスマートフォンはここ最近主流になってきているのですが、その反面不具合が発生する事例も多く同技術を搭載するサムスンのGalaxyシリーズでは緑色の線がディスプレイ上に入るといった不具合が発生するケースがありますが、同様のディスプレイ技術を搭載するGoogle Pixel 8でも垂直な線が常時表示されたり、画面がちらつくなどの不具合が発生しています。
そのため、GoogleはPixel 8に対して上記不具合に対して3年間の延長サポートを発表しました。
この延長プログラムは通常は購入から1年以内の保証ですが、以下の条件をすべて満たした場合に限りディスプレイの不具合は最大3年間に延長され、不具合が起きた際にはディスプレイの交換または本体交換が実施されるようです。
- ディスプレイの下から上まで垂直な線が表示される、またはディスプレイのちらつきがあること
- デバイス識別子(例:IMEI、シリアル番号)がGoogleまたは認定修理パートナーによってこのプログラムの対象として認定されること
なお、このプログラムの対象ではない端末、例えばデバイス識別子が非該当でありながらディスプレイに垂直な線が入るといった場合には延長保証の対象とはならず、1年間の保証期間を過ぎた場合は修理費用が発生する可能性があります。ただ、デバイス識別子の要件は柔軟に対応する姿勢をGoogle側が示しているため、もしデバイス識別子が対象外でも上記不具合に見舞われている場合はサポートに連絡することが推奨されます。
逆に、このプログラムの適用要件をすべて満足するが、ユーザーの過失により画面以外にダメージがある場合は延長保証の適用を拒否される可能性もあるため注意が必要となります。
なお、この延長保証プログラムは日本ではまだ未発表ではありますが、近いうちにGoogle Japanからも同様のプログラムが発表されると見られています。
AMOLEDなど有機ELディスプレイを備えたスマートフォンでは縦に線が入る現象はかなりメジャーな不具合であり、他にも画面がチラついたり、画面自体が緑色フィルターがかかったかのようになる不具合がPixel 8では確認されています。この不具合はソフトウェアが原因だった面もあったようで、Googleもアップデートを配信しています。ただ、結局一部デバイスではハードウェア上の不具合だったようで、延長保証プログラムで対応するようです。
Extended repair program for Pixel 8 | Google Pixel Help
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