Google Pixel 10 シリーズのモデムはMediaTek製を採用

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Google Pixel 10 シリーズのモデムはMediaTek製を採用

Googleは2025年に発売するPixel 10搭載のTensor G5 チップセットをサムスンのExynosをベースにしたチップセットから、完全独自開発のチップセットに移行予定で、TSMC 3nmを用いて製造されると言われています。そんなTensor G5については数週間前から仕様のリークが続々と出ていましたが、Tensor G5と組み合わされるモデムについては明らかにされていませんでした。しかし、Android AuthorityがGoogle内部の情報筋から入手した情報によると、MediaTek製モデムをTensor G5から採用することが明らかになりました。

Googleは今までのTensorシリーズがサムスンのExynosベースであったため、モデムもサムスン製のものを使用していました。しかし、Tensor G5から独自開発したものに切り替わるため、モデムはサムスン以外にも選択できるに加え、QualcommやMediaTekなど5Gモデムを提供している企業から購入することが出来ます。そのため、GoogleではQualcommのSnapdragon X75などサムスン以外のモデムを中心に検討していたようですが、最終的にMediaTekの最新鋭モデムであるT900を採用することが決定されたとのことです。

MediaTek T900モデムはまだ発表もされていない最新鋭モデムですが、先代のT800モデムも採用例が見られないなど謎に満ちたモデムになっています。ただ、最新世代のモデムと言うことでDimensity 9400と同等の通信規格に対応するほか、Dimenisty 9400が対応していない衛星経由の緊急通報についても、現行のPixelシリーズでは対応しているため、これら機能も追加されたモデムになる可能性があります。

スマートフォンの内蔵モデムは重要な部品であるため、その性能や信頼性について気になる人も多いのですが、多くのスマートフォンはQualcommのSnapdragon、MediaTek Dimensityなどモデム内蔵のチップセットを採用しており、モデムを単体搭載しているモデルはあまりありません。そのため、市場実績についてはあまりなく、MediaTek T900モデムについては性能や信頼性は未知数と言えます。

ただ、Google固有の経験としては過去にPixel 6で初採用したExynos Modem 5123では数々の不具合に悩まされていたため、品質と信頼性には一定の基準を設けていると考えられていますのでPixel 6登場時ほどのカオスが再び訪れることは無いと考えられます。

ソース

Exclusive: Google picks a MediaTek modem for the Pixel 10 series | Android Authority

https://www.androidauthority.com/exclusive-mediatek-modem-pixel-10-3507964

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