Googleが Pixel 6 と Pixel 7 のアップデートサポートを3年から5年に延長。Pixel 6 は Android 17まで対応に
GoogleではPixel 8シリーズから、Androidのメジャーアップデートの保証期間を従来の3年から7年に延長しました。特に本体価格が高騰する中で、スマートフォンを長く使いたいユーザーにとっては大きな恩恵となる変更です。ただし、このアップデート保証期間の延長はPixel 8シリーズ以降にのみ適用され、それ以前に発売されたPixelシリーズについては発売から3年間、つまりPixel 6シリーズは今年リリースされたAndroid 15が最後のアップデートになる予定でした。
しかし、GoogleはPixel 6およびPixel 7、さらにPixel Foldを対象に、アップデート保証期間を従来の3年から5年に延長することをサイレント発表しました。
このアップデート期間の延長はGoogleの公式サポートページに掲載されていますが、大々的な発表はなく、ページが更新されただけです。サポートページによると、5年間のサポートは米国のGoogleストアで発売されてから5年となっており、具体的な期限は以下の通りです。
モデル | アップデートサポート期限 |
---|---|
Pixel 6 / Pixel 6 Pro | 2026年10月28日 |
Pixel 6a | 2027年7月21日 |
Pixel 7 / Pixel 7 Pro | 2027年10月13日 |
Pixel 7a | 2028年5月11日 |
Pixel Fold | 2028年6月28日 |
Androidのメジャーアップデートに関してはAndroid 15までは秋頃に行われてきましたが、今後登場するAndroid 16は2025年6月初めなどPixelシリーズの新モデル発売が夏ごろ発売に変更されたため、2025年以降は夏ごろリリースに早められると言われています。
そのため、Pixel 6とPixel 6 Proに関してはAndroid 17までサポートし、Pixel 6aに関してはギリギリAndroid 18まで対応する可能性があります。
また、Pixel 7やPixel 7 Pro、Pixel 7aに関してはAndroid 18までサポートし、Pixel FoldはAndroid 19までサポートされる可能性があるなどかなり長い間に渡ってAndroidのメジャーアップデートが提供されることになるなど、多くのユーザーが恩恵を受けられる内容になっています。
このようなアップデート期間延長は異例な対応と言えますが、ユーザーがAndroidプラットフォームに留まる可能性を高められるほか、ユーザー満足度を高めることにもなるため再びPixelシリーズを買ってもらえるようになるなどリテンション率向上にも寄与します。そのため、Googleにはサポート延長に伴うコストが発生しますが、それ以上に得られるものはあると考えられ、他社もGoogleのこの動きに追従することが望まれます。
Google Pixel にソフトウェア アップデートが提供されるタイミング | Google Pixel ヘルプ
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