GIGABYTEからロープロファイル対応のGeForce RTX 4060が発表へ。最強のロープロファイルGPUに?
ロープロファイルグラフィックカードについてはサイズの小さなPCなどで重宝されますが、今のところGeForce GTX 1650とRadeon RX 6400の2モデルが主力モデルで、これ以上に性能が高いモデルなどはコンシューマー向けでは存在しないのが現状です。
しかし、GIGABYTEがGeForce RTX 4060を搭載したロープロファイルGPUを投入する事をまもなく発表するようで、ロープロファイルグラフィックスカードにおいて飛躍的な大幅な性能向上が見込めるモデルとなりそうです。
GIGABYTE to launch GeForce RTX 4060 low-profile GPU with THREE fans – VideoCardz.com
NVIDIA GeForce RTX 4060については2023年6月29日に発売が開始されたグラフィックスカードで、CUDAコアは3072基、VRAMはGDDR6を8GBでバス幅は128-bit構成となっています。性能面では先代のRTX 3060とRTX 3060 Tiの間に位置するぐらいである事や、価格が5万円前後で販売開始された事からあまり売れていないのですが、消費電力については非常に低く、最大でも115W程度となっています。
GIGABYTEが発表予定のロープロファイル対応グラフィックスカードについてはデュアルスロット構成となっている他、他のロープロファイル対応グラフィックスカードに比べると長さが20cm近くありGTX 1650やRX 6400に比べて5cm以上長尺となっていますが、幅はロープロファイル規格に収まっています。
冷却面についてはRTX 4060のTDP 115Wと低いものの、GTX 1650やRX 6400と比べると2倍近い消費電力となっている事からトリプルファン構成になっています。
なお、電源コネクターはPCIE8pin電源を1口搭載し、出力面ではHDMI 2.1を2口、DP 1.4を2口の合計4口搭載しており、フルサイズのRTX 4060と何も変わらない仕様になっています。
RTX 4060の性能はGTX 1650に比べて3倍以上
Palit GeForce RTX 4060 Dual Review – Average FPS | TechPowerUp
GeForce GTX 1650については2019年に発売がされたエントリー向けグラフィックスカードという事で性能は非常に低く、最近のグラフィックスカードベンチマークにおいてはSteamハードウェアサーベイなどでは1位近辺を彷徨ってはいますが、比較対象にすら挙げられる事はありません。
ただ、過去に挙げられているベンチマークではGTX 1650はGTX 1060 6GBに対して8割程度の性能であることから、今回のロープロファイル対応となるRTX 4060はGTX 1650に対して約3.1倍の性能を発揮すると見られています。また、他にもレイトレーシングに対応している事やAV1エンコーディング、DLSS 3.0など最新機能も搭載している事から、ロープロファイルで高性能なグラフィックスカードを求める人にとっては今回GIGABYTEが発表するロープロファイル対応のGeForce RTX 4060は魅力的な選択肢になると言えそうです。
ただ、大きさに制約が無い場合はRTX 4060 TiやRTX 4060より1世代古いですが、RTX 3060 Tiの方が性能が高く、価格も安いなどコストパフォーマンスが高い状態になっています。
コメント
コメント一覧 (3件)
メーカー製のスリムPCに入ってる電源が補助電源持ってるのは稀だと思うけど
sataから変換するのかな
200Wとかの電源から半分以上持っていかれて起動するんだろうか
こういうのを待っていた
むしろ電力制限版とかで出してもいい
まあ4050がどうなるか次第だけどねー
8xxx世代をwin11後も騙し騙し使おうと思ってる人は注意ね
PCIe3.0だと本領発揮しないはず
まあRX 6400もそうだけど