NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERが9月末まで出荷停止。GDDR6Xの供給不足が原因?

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NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERが9月末まで出荷停止。GDDR6Xの供給不足が原因?

NVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズの中で人気のGeForce RTX 4070では、GDDR6Xメモリの供給不足により、GDDR6XからGDDR6へダウングレードしたモデルを新たに投入しています。しかし、未だにGDDR6X不足が解消していないためか、NVIDIAはGeForce RTX 4070 SUPERの製造に必要な部品などをAIBへの供給を一時停止していることが明らかになりました。

中国の博板堂にリークされた情報によると、NVIDIAは各社AIBから寄せられているGeForce RTX 4070 SUPER製造に必要なAD104 GPUについて、2024年9月最終週まで出荷を停止するとのことです。この明確な原因については言及されていませんが、ここ数か月前から指摘されているMicron製GDDR6Xモジュールの生産不良と供給量減少が主な要因になっていると考えられます。

GeForce RTX 4070 SUPERは2024年1月に発売された比較的新しいグラフィックカードで、GDDR6化されたGeForce RTX 4070に対してCUDAコアが20%増加する一方、価格はわずか10%しか上がっていないため、コストパフォーマンスが高いグラフィックカードとなっています。

そのため、日本を含む世界中で比較的人気のモデルと言えるのですが、今回1か月近く供給が途絶えることで、各量販店の在庫状況が悪化することは避けられません。また、今後供給が再開されても、次世代グラフィックカードであるGeForce RTX 5000シリーズの発売も来年に迫っているため、量販店側も徐々に在庫を絞り始めるほか、NVIDIA側もGPUダイの生産を少しづつ減らすことが予想されます。そのため、年末にかけてGeForce RTX 4070 SUPERについては在庫減少に伴い、販売価格が横ばいか、最悪の場合は上昇するといった傾向が見られるかもしれません。

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NVIDIA GeForce RTX 4070シリーズは、RTX 4070、RTX 4070 SUPER、RTX 4070 Ti SUPERの3モデルが現在も生産中のモデルになります。ただ、そのうちRTX 4070はGDDR6にダウングレードすることで販売継続ができていますが、RTX 4070 SUPERに関しては1か月近く生産が停止されるとのことで、アッパーミドルレンジモデルのグラフィックカードについては需給状態が徐々に悪化していく傾向にあるかもしれません。

なお、今回の生産停止はGDDR6Xの供給不足が原因と見られていますが、この供給不足がさらに長期化すれば、安いモデルから順に生産停止やダウングレードなど何らかの影響を受けるものと考えられます。このまま続けば、RTX 4070 Ti SUPERやRTX 4080など、徐々にハイエンドモデルにも波及していくものと予想されます。

ただ、幸いなことに日本ではRTX 4070 GDDR6X版やRTX 4070 SUPER含めて在庫は潤沢にあると言え、1か月程度生産が止まっても即座に価格が上がる可能性は低いのですが、今後も続くようであれば、ジワジワと価格が上がってしまうかもしれません。

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ソース

消息称所有品牌 RTX 4070 Super 订单均被英伟达跳票,下一批货需等到 9 月最后一周 | IT Home

https://www.ithome.com/0/794/196.htm

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