NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GB版が値下げへ。Radeon RX 7800 XTに対抗するのに最適?
NVIDIAのGeForce RTX 4060 TiについてはRadeon RX 7700 XTなどの登場に伴い値下げが計画されている事が数日前のリークで明らかにされていましたが、この時は値下げ幅などは不明でRX 7700 XTの価格次第で値下げが行われるだけしか明らかにされていませんでした。
しかし、Radeon RX 7700 XTやRX 7800 XTが発表された事に伴い、GeForce RTX 4060 Tiの値下げ幅とその対象となるモデルがRTX 4060 Ti 16GB版である事がMoore’s Law is Deadから明らかになりました。
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NVIDIAの関係者によると、Radeon RX 7700 XTに対抗することを目的に、より大容量のVRAM容量を持つGeForce RTX 4060 Ti 16GB版についてAIB供給価格を$445~$470程度に引き下げる事を検討しているとのことです。NVIDIAとしてはこの価格であればRTX 4060 Ti 16GB版がRadeon RX 7700 XTに対してまた、ミッドレンジ帯モデルとしても競争力を持つと考えているとのことです。
ただ、この競争力の高さは決してコストパフォーマンス面でRTX 4060 Ti 16GBがRadeon RX 7700 XTに対して優れているからと言う考え方では無い様で、NVIDIAとしてはNVIDIAのブランド力とRX 7700 XTのVRAM容量 12GBに対して16GBと多いと言う点がアドバンテージになると考えているようです。
日本ではRTX 4060 Ti 16GB版は$445相当の価格まで既に値下がり中
海外の販売価格に対して日本で販売される際には為替レートや運送費、代理店側の手数料などが含まれるため実質$=150円相当に消費税と言う販売価格で販売が行われていますが、GeForce RTX 4060 Ti 16GBについては既に実質$435相当とNVIDIAが検討している値下げ後の価格を下回っている状態での販売が行われています。
GeForce RTX 4060 TI 16GBの価格は発売後、数週間で3000~4000円近い値下げが行われている状態にあり、今後NVIDIAがAIBなどへの供給価格を引き下げる事になれば日本では6万円台での購入も期待できる展開となりそうです。
ただ、一方で為替環境は円安方向に振れているため値上がりは無いものの海外で値下げが行われている中で価格がこのまま横ばいとなる可能性もありそうです。
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