GeForce RTX 5090 の消費電力は600Wに達する可能性大。16+6+7フェーズの電源を搭載

  • URLをコピーしました!
目次

GeForce RTX 5090 の消費電力は600Wに達する可能性大。16+6+7フェーズの電源を搭載

NVIDIAは2025年1月に次世代フラッグシップのグラフィックカードとしてGeForce RTX 5090を発表および発売を予定しています。このRTX 5090ではGeForce RTX 5000シリーズに搭載されるBlackwell GPUとして最上位版となるGB202 GPUを搭載し、CUDAコアは21,760コア、VRAM仕様は28GbpsのGDDR7を16モジュール搭載することで32GBの容量と512-bitのバス幅で構成され、帯域幅としては1.8 TB/sにも迫ると言われています。ただ、その背反としてGPUダイサイズは巨大化すると共に消費電力も大きく増える見通しで、リークされた基板写真では合計29フェーズのVRMを搭載すると見られていました。

そんなGeForce RTX 5090ですが、VRMやGPUダイなども載せられた状態での写真がBaidu Tiebaに掲載されたほか、BenchlifeがAIBから入手した情報によると電源回路は16+6+7フェーズVRMを搭載するとのことです。現行のRTX 4090 Founders EditionではGPU用に20フェーズ、GDDR6X用に3フェーズの合計23フェーズだったため、RTX 5090では合計数では6フェーズ増えています。Benchlifeが16+6+7と3分割にしている理由は不明ですが、GPUの消費電力が増えていることから恐らくGPU用には16+6の合計22フェーズに、またGDDR7化による消費電力増加とモジュール増加に伴いGDDR7用には7フェーズが使われると考えられています。

これだけ強力な電源回路を備えるRTX 5090ですが、グラフィックカード全体での最大消費電力(TGP)に関しては600Wに達する可能性が高いとのことで、最終仕様で多少消費電力が下がったとしても550W程度、オーバークロックされたAIB向けのカスタムモデルでは12V 2×6の最大供給電力量の600Wを超えたモデルも登場する可能性がありそうです。

なお基板に関してはRTX 4090で見られていた12層からRTX 5090では14層に増やされているとのことで、この変更もGPU性能強化やGDDR7化に伴う消費電力増大によるもののようです。ただ、基板の層数を増やすとコストも増えるため、過去最大クラスのGPUダイとパッケージサイズ、最新鋭のGDDR7、14層の基板と強化された電源回路を搭載していることを考えるとRTX 5090の販売価格に関しては過去にリークされていた$1999(日本円で35~40万円)で済むのか怪しいレベルと言えそうです。

ソース

帶有 GB202-300 晶片與 GDDR7 顆粒的 NVIDIA GeForce RTX 5090 工程板曝光 | Benchlife https://benchlife.info/nvidia-geforce-rtx-5090-with-gb202-300/

確定 32GB 記憶體配置,NVIDIA GeForce RTX 5090 顯示卡用 PCB 曝光 | Benchlife

https://benchlife.info/nvidia-geforce-rtx-5090-pcb-show-16-pcs-dram-layout/

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次