GeForce RTX 5090 と RTX 5080 が発売前から価格高騰。安定供給は春以降?
NVIDIAがCES 2025で発表したハイエンドモデルにあたるGeForce RTX 5090とRTX 5080は2025年1月30日に全世界で一斉発売が行われますが、期待の次世代グラフィックカードと言うことで発売前から引く手あまたな状況な一方で、季節的要因に加えNVIDIAとAIB間のコミュニケーション不足が原因で発売時の初回出荷量に加え、発売後数か月は供給が不安定な状況に陥ることが予測されているようです。
台湾のBenchlifeが量販店やAIB関係者から入手した情報によると、GeForce RTX 5090とRTX 5080についてはFounders EditionのみならずAIBモデルも出荷量が極めて限られているとのことです。この原因はNVIDIAとAIB間で発売時期に関するコミュニケーション不足に加え、春節(1月29日から2月4日まで)の影響を色濃く受けているようで、供給量の改善は2月以降となり本格的に量販店まで流れるのは3月以降になる可能性が高いようです。
また、この供給不足に伴い発売前にも関わらずRTX 5090とRTX 5080の販売価格は値上げされる計画になっているようで、一部地域(特に中国で顕著)では定価に対して2倍近い価格で販売される予定で、RTX 5090は日本円では70万円、RTX 5080は30万円を超えるような価格になる見込みです。この大幅な値上げによりASUSやGIGABYTE、MSIなどのAIBは大きな利益を得ることが可能になるようです。
別のリークとしてMoore’s Law is Deadが量販店やAIB関係者から得た情報としてもRTX 5090とRTX 5080の供給量が厳しい状況とのことで、トランプ関税を懸念して優先供給されていると言われているアメリカでさえも一部量販店ではRTX 5090の入荷は無しで、入荷される店舗でもRTX 3090並みの少なさになる見込みです。また、RTX 5090の供給量の改善については第一四半期終わり(3月末)から第二四半期ごろになるなどかなり時間がかかる見込みのようです。
RTX 5080についてはRTX 5090ほど供給量が限られていませんが、それでも先代のRTX 4080に対して非常に少なくないとのことで、量としてはRTX 4080の半分が初回供給量となる見込みです。
GeForce RTX 5090では21,760コアのCUDAコアと32GBのGDDR7を備えることから部品供給の面で大量供給はできない可能性が高いほか、AIBとのミスコミュニケーションが起きていたということから、発売時期などが急遽早められたなどの可能性がありそうです。
発売後の供給も途中で春節が入ることからすぐに供給量を引き上げることは困難であるため、RTX 5090が欲しい場合、初回在庫を逃すとしばらく入手できない可能性が極めて高いと言えそうです。ただ、レビューではRTX 5090の性能はあまり上がっていないことから価格が最も高い発売後に急いで買う必要性はあまりないとも言えそうです。
RTX 5080についても供給量が少ないようですが、RTX 5080は先代のRTX 4080 SUPERと比較すると性能がほとんど上がっていないと言われています。そのため、初回在庫かつアリバイ価格モデルを逃した場合は安定供給が予想される春以降かつ値段が下がり始めたぐらいのタイミングで購入を狙ってもいいかもしれません。
AMD Radeon RX 9070 XT 與 Radeon RX 9070 上市時間推遲至 3 月份 | Benchlife
https://benchlife.info/amd-radeon-rx-9070-xt-rx-9070-launch-march/
Nvidia RTX 5090 & 5080 Supply Leak | Moore’s Law is dead
コメント
コメント一覧 (3件)
今年秋以降の大作はDLSS4対応が増えてくるだろうし夏~秋までに手に入ればいいやぐらいの感覚
もっと量産して出してほしかったな
もうバカしか買わない価格でしょ
ゲームメーカーがレイオフ地獄になるわけよ