MSIとASUSが GeForce RTX 5090 と RTX 5080 を値上げ。定価モデルは販売終了

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MSIとASUSが GeForce RTX 5090 と RTX 5080 を値上げ。定価モデルは販売終了

NVIDIAが2025年1月30日に発売したGeForce RTX 5090とRTX 5080は多くのAIB製モデルがNVIDIAが提示するメーカー希望小売価格(MSRP)を上回る価格で設定される状態で販売されていました。しかし、そもそもRTX 5090もRTX 5080も在庫量は潤沢とは言えず、日本では倍率が1300倍以上でほとんどの人が購入できない状態ですが、海外のMSIとASUSの公式販売ページではRTX 5090とRTX 5080がいつの間にか発売当初より値上げされている他、MSIが取り扱っていたMSRPモデルに関しても販売ページから消えるなど実質的に大幅な値上げが行われています。

ASUSの北米公式サイトで販売されているRTX 5080はMSRPの$999で販売されているのは「PRIME GeForce RTX 5080」のみですが、他のモデルは発売当初に対して軒並み値上がりしており、ASUS PRIME OCなど比較的価格が抑えられたモデルは$1199.99から10%値上がりの$1319.99 に、高価なモデルであるROG Astralは$1499.99から約14%値上がりの$1649.99とMSRPを大幅に上回る上に、さらなる価格高騰が見られています。

仮に、この値上げが日本でも反映された場合、244,800円で販売されているASUS PRIME RTX 5080 OCは約27万円に、ROG Astralは299,800円から約34万円ぐらいで販売されることになり、GeForce RTX 4090が売られていたときの販売価格にも迫る価格になります。

ただ、さらにひどいのがRTX 5090で、最も廉価モデルにあたるASUS TUF Gaming OCは$2500から10%値上がりの$2750、ROG Astral OCは$2800から$3080とこちらも10%の値上がりを記録しています。これも日本で同様の値上げが行われれば、Astral OCは579,980円から約64万円とコンシューマ向け製品とは思えない販売価格にまで値上がりする可能性があります。

また、同様の値上がりはMSIでも行われているのですが当初掲載されていたMSRPモデルはなくなっており、全てのモデルがMSRP以上の価格で販売されるモデルになっています。

このように発売後に値上げを行う主な理由は、発売時のレビュー評価をよく見せようとする行為で消費者からすると心証が悪い行為といえます。また、今回のRTX 5090やRTX 5080については発売時点で購入することはほぼほぼ不可能なレベルの出荷台数であり、発売後にすぐに値上げはかなり批判を集めそうな行動と言えます。

なお、日本でも同様の値上げが行われるかは不明ですが、入手が困難な一方で需要はかなり高い状態が続いているRTX 5090については値上げが行われても不思議ではないため、購入を検討している人は想定より10~15%ぐらい高くなることを覚悟するぐらいしかできないと言えそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • トランプの関税が影響しているらしいですね
    中国生産(組み立て)しているグラボは免れない
    で、コレはスマホやPC含めてありとあらゆるものに同じ事が起こり得る…ということ
    関税が…原因なら…ね

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