GeForce RTX 5070 SUPER の詳細スペック判明。CUDAは6400コアに増えVRAMが18GB化
NVIDIAは2025年上半期にGeForce RTX 5000シリーズをRTX 5090からRTX 5060まで発売しましたが、多くのモデルが先代に比べて大きな性能向上が見られなかったほか、新しいゲームで年々増えているVRAM使用量に対して、各モデルのVRAM容量が先代から据え置きであることから市場での評価は良いとは言えず、販売価格も供給が安定し始めている2025年6月時点では多くのモデルが定価を10%近く下回る状況になっています。そのため、NVIDIAは早ければ2025年終わり頃、遅くとも2026年初頭のCES 2026に合わせてリフレッシュ版にあたるGeForce RTX 5000 SUPERシリーズの発売を行うことが噂されていますが、この中で主力のアッパーミドルレンジモデルとして投入されるGeForce RTX 5070 SUPERの詳細スペックがリークにより明らかになりました。
GeForce RTX 5070 Super
— kopite7kimi (@kopite7kimi) June 29, 2025
PG147-SKU65
GB205-400-A1
6400FP32
192-bit GDDR7 18G 28Gbps
275W
リークはkopite7kimi氏から登場しており、GPUのコアは現行のRTX 5070と同じGB205 GPUが使用されるとのことですが、有効化されるCUDAコアがRTX 5070の6,144コアから4%増となり、GB205 GPUに搭載されているCUDAコアすべてに当たる6,400コアに増やされる見込みになっています。
また、最も大きな特徴でもありユーザーから求められていたVRAM容量もテコ入れが行われる見込みで、バス幅は現行RTX 5070と同じ192-bitに据え置かれますが、GDDR7モジュールが2GBから3GBに増やされることで12GBから18GBに増える見込みで、比較的大きな弱点でもあった点が克服されます。
消費電力はCUDAコアが増えることに伴い若干増える見通しで、275Wに設定されると言うことで、RTX 5070の250Wから10%増えます。
ただ、消費電力増加に伴い性能も5~10%は増えると考えられるため、RTX 4070 SUPERに対して性能がほぼ同等と言われていたRTX 5070から向上するためRTX 4070 Tiに近いラスタライズやレイトレーシング性能を発揮することが考えられます。そのため、仮に価格がRTX 5070と同じであればコストパフォーマンスは大きく向上すると言え、この価格や性能で発売が出来ればRTX 4070 SUPERと同じく、かなり使いやすく、人気が高いグラフィクスカードとなることが予想されます。
なお、このGeForce RTX 5070 SUPERに関しては発売時期が2025年終わり頃から2026年初頭になると言われていますが、過去にRTX 4000 SUPERシリーズのリークが出たのは発売される3か月ほど前の2023年10月頃でした。一方で、今回は6月終わり頃にリークされていることから、もしかしたらNVIDIAはRTX 5000シリーズの販売苦戦や低い評価を受けて早めにRTX 5000 SUPERシリーズの投入を考えている可能性もあるため、2025年9月や10月など秋頃にRTX 5070 SUPERなどが発売される可能性もあるため、アッパーミドルレンジ帯のグラフィックカードの購入を検討している人は今後の動向には注目しておいた方がいいかもしれません。
kopite7kimi | X
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