GeForce RTX 5060が発売1週間で値下がり。あまり売れてない?
NVIDIAが2025年4月19日(日本では20日)に発売したGeForce RTX 5060はGeForce RTX 5000シリーズのミドルレンジモデルとして期待されたモデルになっていました。しかし、NVIDIAは各メディアがレビュー評価が行えないようにドライバー提供を遅らせるなど性能に自信がない様子で、さらにNVIDIAが指定する条件でのレビューを行うことに合意したメディアにのみ先行で記事掲載やドライバー提供を行うなどのメディア操作が疑われてしまう状態になってしまっていました。
そんなGeForce RTX 5060ですが、あまり売れていないのか発売からたった1週間で値下げが確認されています。


Palit GeForce RTX 4060 StormX V1 8GB| ドスパラ
GeForce RTX 5060はNVIDIAの設定するメーカー希望小売価格(俗にいう定価)は55,800円に設定されており、先行して発売されていたRTX 5070やRTX 5070 Tiでは定価を大きく超える価格で発売日に販売される状況でした。しかし、RTX 5060では供給状況の改善やメインストリームモデルと言う立ち位置から、発売日時点で最廉価モデルは定価を下回る53,800円で販売が行われていました。
そんな最廉価モデルがドスパラが販売しているPalit製のGeForce RTX 5060 Dualですが、発売から約1週間が経過した5月28日時点で販売価格が53,800円から52,980円と僅かながら値下げが行われています。
GeForce RTX 5060は性能的には1080p解像度であればRTX 4060より20~25%高い性能で、RTX 4060 Ti並の性能を発揮できると言われています。しかし、現状ではRTX 4060が4.3万円前後で販売されていることを考えるとRTX 5060を購入しようという動機が働きにくいと考えられます。また、2025年6月5日にはAMDのミドルレンジ向けグラフィックスカードのRadeon RX 9060 XTも登場するため、おそらくRTX 5060に関しては今後も値下げトレンドが続くと考えられ、4万円後半まで値段が下がらない限りミドルレンジ向けで重要視されるコストパフォーマンスの観点で競争力がないと考えられますので、RTX 5060の購入を検討している人はもう少し値下がりしてから購入したほうがいいかもしれません。
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