GeForce RTX 5050 が正式発表。定価は4.5万円で発売は7月下旬
NVIDIAがGeForce RTX 5000シリーズのエントリーモデルであるGeForce RTX 5050の発売を計画していることはリークなどで明らかになっており、昨日には7月1日に発売されると言うリークが出ていましたが、NVIDIAは急遽このGeForce RTX 5050を正式発表し、2025年7月後半に発売することを明らかにしました。
グラフィックスカード モデル | GeForce RTX 5050 | GeForce RTX 3050 (8GB) |
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内蔵GPU | GB207 | GA107 / GA106 |
クラス | エントリー | エントリー |
CUDAコア数 | 2,560 | 2,560 |
ベース クロック | 不明 | 1.55 GHz |
ブースト クロック | 2.57 GHz | 1.78 GHz |
VRAM仕様 | 20 Gbps GDDR6 | 14 Gbps GDDR6 |
VRAM容量 | 8GB | 8GB |
バス幅 | 128-bit | 128-bit |
帯域幅 | 320 GB/s | 224 GB/s |
TDP | 130W | 115W |
GeForce RTX 5050はモデル名の通り、50番台としてラインアップされるエントリーモデルで、このクラスのグラフィックカードが登場するのは2022年に発売されたGeForce RTX 3050以来、3年ぶりです。
仕様は2560コアのCUDAコアを搭載し、20Gbpsで動作するGDDR6を128-bitで8GB搭載しています。この仕様は先代のRTX 3050とほぼ同じで、変更点はGDDR6の速度が向上したことで帯域幅が向上しているほか、動作クロックも0.8 GHz程度向上しています。また、動作クロック向上に加えてアーキテクチャーもRTX 3050のAmpereアーキテクチャーからBlackwellアーキテクチャーへ2世代分進化しています。

性能については動作クロック向上とアーキテクチャー刷新の効果もあるため、RTX 3050より向上しており、NVIDIAが示している意味不明な表を解読すると純粋なグラフィックス性能はGeForce RTX 4060並みになるなど、この表のとおりの性能であればエントリーモデルとしてはかなり良い性能と言えます。
RTX 5050の価格は北米では$249となっており、RTX 3050と同じ価格での販売になっています。日本での販売価格は44,800円になっており、これはRTX 3050発売時の価格である39,800円から約13%ほど値上げが行われています。
ちなみに、この日本での値上げについては為替レートが主な原因と見られています。実際に、RTX 3050が発売された2022年1月の為替は$=115円前後の一方で、2025年6月25日現在は$=145円で約26%ほど円安に振れています。そのため、13%の値上げに留まっている事からNVIDIAとしては比較的価格を抑えられていると言えそうです。
なお、GeForce RTX 5050の発売時期は7月後半としか書かれていませんので具体的な発売日などは明らかになっていません。また、レビューについてもNVIDIAはミドルレンジモデル以下では性能に対する酷評を恐れてか発売前後にレビューが掲載されないようにしているため、恐らく発売後数日間はレビューなどが登場しないと考えられるため、発売されてもレビューが掲載されるまでは購入を控えた方がいいかもしれません。
GeForce RTX 5050 | NVIDIA
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/50-series/rtx-5050
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