GeForce RTX 5050 はGDDR6を採用へ。サムスン製に加えてSK Hynixの2社供給に切り替え
NVIDIAは2025年7月を目途に3年ぶりのデスクトップ向けエントリーモデルとなるGeForce RTX 5050の発売を予定しており、既にCUDAコア数など一部スペックがリークで明らかにされています。一方で、搭載されるVRAMに関してはリークではGDDR6を搭載すると言う話の一方で、ノートPC向けRTX 5050ではGDDR7を搭載することや、デスクトップ向けRTX 5050もGDDR7を搭載する可能性が検討されているなどの情報がありましたが、どうやらNVIDIAはデスクトップ向けGeForce RTX 5050についてGDDR6搭載で最終決定したようです。
BenchlifeによるとNVIDIAはGeForce RTX 5050に使われるVRAMについてRTX 4060などと同じくGDDR6を採用することで決定されたとのことです。また、GDDR6のモジュールについては従来まで使われていたサムスン製に加え、SK Hynix製も加えられるとのことで供給体制の安定化に加え、コストダウンにも期待できるようになるようです。
グラフィックスカード モデル | GeForce RTX 5050 | GeForce RTX 3050 (8GB) |
---|---|---|
内蔵GPU | GB207 | GA107 / GA106 |
クラス | エントリー | エントリー |
CUDAコア数 | 2,560 | 2,560 |
ベース クロック | 不明 | 1.55 GHz |
ブースト クロック | 不明 | 1.78 GHz |
VRAM仕様 | ~18Gbps GDDR6 | 14 Gbps GDDR6 |
VRAM容量 | 8GB | 8GB |
バス幅 | 128-bit | 128-bit |
帯域幅 | ~288 GB/s | 224 GB/s |
TDP | 130W | 115W |
GeForce RTX 5050に関しては現時点では2560コアのCUDAコアを備えるほか、128-bitのバス幅を持ち消費電力は130Wに設定されることが明らかになっていますが、GDDR6を採用すると言うことで帯域幅は300 GB/sを下回る可能性が高く、一般的な動作速度である18Gbpsを採用するのであれば288GB/s程度の帯域幅で動作すると予想されます。このスペックはRTX 5060の448GB/sには大きく劣りますが、先代のRTX 3050に対して約30%の向上となるため、アーキテクチャーが2世代刷新される事を踏まえると、RTX 3060とRTX 4060の間ぐらいのパフォーマンスになると考えられ、1080p解像度であればほとんどのゲームを60fpsでプレイできるなどエントリー向けには相応しい性能になると言えそうです。
Samsung 與 Hynix 入列,NVIDIA GeForce RTX 5050 顯示卡維持 GDDR6 配置 | Benchlife
https://benchlife.info/nvidia-geforce-rtx-5050-graphics-card-remain-gddr6/
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