GeForce RTX 5050 のゲーミング性能が判明。現時点では買う価値は無いモデルに
NVIDIAは2025年7月上旬にGeForce RTX 5000シリーズとして初、そしてGeForce RTXシリーズとしては3年ぶりのエントリーモデルにあたるGeForce RTX 5050を発売しましたが、RTX 5060 Ti 8GBやRTX 5060のように発売前のレビューなどは無く、ひっそりと発売されるなど性能にあまり自信がない様子でした。
そんなGeForce RTX 5050ですが、韓国のQuasarZoneがこのRTX 5050のレビューをいち早く行い、NVIDIAがなぜ3年ぶりのエントリーモデルをここまでひっそり発売したのかが明らかになりました。

GeForce RTX 5050にはGB207と呼ばれるBlackwellアーキテクチャーを備えるGPUの中では最も小型なGPUを搭載しており、そのダイサイズは154.72mm2とかなり小さくなっていますが、これによりコストダウンを実現しているものと考えられます。
グラフィックスカード モデル | GeForce RTX 5050 | GeForce RTX 3050 (8GB) |
---|---|---|
内蔵GPU | GB207 | GA107 / GA106 |
クラス | エントリー | エントリー |
CUDAコア数 | 2,560 | 2,560 |
ベース クロック | 2.32 GHz | 1.55 GHz |
ブースト クロック | 2.57 GHz | 1.78 GHz |
VRAM仕様 | 20 Gbps GDDR6 | 14 Gbps GDDR6 |
VRAM容量 | 8GB | 8GB |
バス幅 | 128-bit | 128-bit |
帯域幅 | 320 GB/s | 224 GB/s |
TDP | 130W | 115W |
GeForce RTX 5050の他のスペックは2560コアのCUDAコアを備え、動作クロックは最大2.57 GHz、20GbpsのGDDR6を128-bitで接続することで合計8GB備え、帯域幅は320 GB/sを発揮します。この仕様は多くが3年前に発売されたRTX 3050と同じで、異なっている点としてはGPUとVRAMの動作クロックとTDPぐらいです。

そんなRTX 5050ですが、性能はエントリーモデルとしては特に優れている訳でもなく、アメリカでのMSRPが同額のIntel Arc B580に対して3%劣り、Radeon RX 7600に対して僅かに優れるなど無難な仕様になっています。
また、先代の最廉価モデルにあたるGeForce RTX 4060に対しては6%ほど劣るなど他のRTX 5000シリーズと同様に先代の上位モデルを超えられない程度の位置になっています。
一方で、2世代前のGeForce RTX 3060に対しては13%優れるほか、年内にサポートが終了するGeForce GTX 1080 Ti 11GBに対しては25%優れるなど古いモデルから乗り換えると大幅なパフォーマンス向上を実感できるレベルの性能にはなっています。
販売価格はNVIDIAが設定する定価は44,800円に設定されている一方で、RTX 5050より性能が優れるRTX 4060は最安値モデルが41,980円で販売されるなど現時点でRTX 5050を購入する理由はほとんどなく、コストパフォーマンスも他のRTX 5000シリーズと同様に発売当初は非常に悪いと言う状態になっています。
そのため、今後RTX 5050が現行のRTX 3050並みの3万円台半ばと言う価格帯で販売されれば魅力的になりますが、現時点ではコストパフォーマンスが極めて悪く同じ価格帯であればRTX 4060やより多くのVRAM容量を持つArc B580などRTX 5050以外のモデルを買った方がいいと言えそうです。
RTX 5050는 4060을 넘을 수 있을까? 실.패. | Quasar Zone
コメント
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まじで誰が買うんだよこんなの
19800なら売れる