GeForce RTX 5000 シリーズの供給量が7月は激減? 6月比で30%減少へ
NVIDIAが2025年に発売したGeForce RTX 5000シリーズは先代のRTX 4000シリーズの供給量を大きく削減したため、供給を大きく上回る需要が発生してしまい、結果的にグラフィックスカードの販売価格が大きく高騰するなど市況を混乱させていました。ただ、このRTX 5000シリーズも2025年5月以降は供給の安定、そして需要が減ったことで在庫状況が大きく改善し、販売価格もハイエンドモデルからミドルレンジモデルまで幅広いモデルが定価を下回る状況になっています。しかし、NVIDIAはこの状況を快く思っていないのか、2025年7月以降のグラフィックスカード供給量は6月に比べて大きく減らされる可能性がリークより明らかになりました。

博板堂に投稿されたリークによると、NVIDIAはすでにGeForce RTX 5000シリーズの供給量を6月時点で5月に比べて減らしていますが、NVIDIAはこの減産を7月にはさらに進める見込みで供給量は6月に比べて少なくとも20%、多いと30%ほど減る見込みであることが明らかにされています。
この減産の理由は明らかにされていませんが、2025年はじめに見られたグラフィックスカードの価格高騰から打って変わって2025年7月現在は多くのNVIDIA製グラフィックスカードの価格は大きく下がっており、この主な理由は在庫量であると見られています。また、他にも中国向け高性能グラフィックスカードであるGeForce RTX 5090D v2やBlackwell B20の発売が8月に行われるため、これらに生産キャパシティーを割くためという理由も考えられます。
なお、この減産による消費者への影響としては再びグラフィックスカードの価格高騰などが考えられますが、6月、7月ごろの減産の影響は2ヶ月後ぐらいに影響として出始める可能性があるため、もしかしたら今現在見られているグラフィックスカード価格が底値になる可能性があります。ただ、価格動向については各国で需要が異なっている他、為替レートなど多くの要因で変動するためもしグラフィックスカードの購入を検討している方は急いで購入せず、価格動向を注視するか、今時点の価格で安いと感じられるなら購入してもいいかもしれません。(株と同じで狙って底値で買うのは至難の業です)
各显卡厂商7月份整体供应量与6月对比情况 | 博板堂
コメント
コメント一覧 (1件)
市場寡占状態なので昔のように他社を追い落とす為に市場に大量供給する必要を感じなくなったのかな?と思った。
今の状態であれば、割合的にも独占禁止法に抵触しないだろうし、市場の価格決定権をNvidiaが握ってる状態だし市場占有率を操作するにはいい頃合いかもしれない。