GeForce RTX 5000 搭載ノートPCは主に旧世代CPUを搭載。原因はコスト高と性能不足?

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GeForce RTX 5000 搭載ノートPCは主に旧世代CPUを搭載。原因はコスト高と性能不足?

NVIDIAは2025年1月からGeForce RTX 5000シリーズをデスクトップ向けとノートPC向けに投入する計画ですが、この中で同グラフィックスカードを搭載するゲーミングノートPCについて、多くのモデルが最新鋭のGeForce RTX 5000シリーズを搭載する一方で、CPUには旧世代となるIntel 第13世代および第14世代のRaptor Lake系やAMDのZen 4 CPUを採用する可能性が高いことがリーカーからの情報で明らかになりました。

金猪升级包氏によると、2025年に登場する多くのゲーミングノートPCは、最新鋭のグラフィックスカードであるGeForce RTX 5000シリーズに対して、CPUは最新世代より1~2世代古いCPUと組み合わされる見込みとのことです。そのため、メインストリームな構成としてはIntelのRaptor Lake Refresh-HXやRyzen 7040HXなどが用いられる見込みです。

一般的にゲーミングノートPCではGPUとCPU共に最新世代のものを搭載しているケースが多く、2025年登場であればCore Ultra 200シリーズ(Arrow Lake-HX)やRyzen AI 300シリーズなどを採用するモデルが主流になると予想されていました。しかし、新しいCPUに関してはコストが非常に高く、製品の価格帯およびコスト面で販売や収益を上げることが難しくなっていることが理由とのことです。実際に、Arrow Lake-H/HXではタイル・アーキテクチャを採用していることからコストが大きく上がると見られているほか、Ryzen AI 300シリーズも高性能な内蔵GPUを搭載しているため価格が非常に高くなることが、同CPUを採用するミニPCの販売価格を見ても明らかになっています。

CPUのパフォーマンスについても最新世代はゲーミングノートPCに相応しくないと言える出来栄えになっています。Arrow Lake-H/HXはまだ未発売ですが、同じアーキテクチャを採用するデスクトップ向けArrow Lake-Sのゲーミング性能はRaptor Lake系に比べて大きく向上していません。また、AMDのRyzen AI 300シリーズも省電力性能は向上しているものの、ゲーミング性能の向上はあまり見られておらず、デスクトップ向けCPUをベースとしたノートPC向けCPUは投入されていないため、ゲーミングノートPCに搭載するには不適切と言えます。

そのため、ゲーミングノートPCを開発する各社ではコストパフォーマンスが高い旧世代のCPUをメインに搭載すると見られています。また、金猪升级包氏は、デスクトップ向けCPUをベースにしたノートPC向けCPUは2027年以降にしか投入されない可能性もあるため、しばらくの間、ゲーミングノートPCのCPUは旧世代のまま停滞すると言えそうです。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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