NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiの発売は23年5月末に。RTX 4060は収益性が低いため未定に?

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NVIDIAではGeForce RTX 4070の下位モデルであるGeForce RTX 4060 Tiの発売を予定していますが、このグラフィックスカードの発売時期について2023年5月末に行われる事がNVIDIAのプレス向け資料で明らかになりました。

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NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiは2023年5月末発売。一方でRTX 4060は発売時期未定に

NVIDIAでは2022年にGeForce RTX 4000シリーズのうち、ハイエンドのRTX 4090などから発売し、徐々に価格が低いメインストリーム向けモデルの拡充を続け、2023年4月にはRTX 4070などメインストリーム向けに近いグラフィックスカードの発売もしています。今回、このRTX 4070の次に下位グレードで価格が安くなるGeForce RTX 4060 Tiについて、NVIDIAがプレスや販売店などに提示している情報解禁および発売日に関するスケジュール情報資料がリークとしてVideocardz経由で出現しました。

NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti expected to launch by the ‘end of May’ – VideoCardz.com

GeForce RTX 4060 Tiについては2023年4月26日より各社AIBやインフルエンサー向けにレビューサンプル出荷の希望が受け付けられており、5月5日を目途にレビューサンプルの出荷が行われるようです。また、同時に販売代理店などに向けておRTX 4060 Tiの出荷が行われるようです。

発表時期については2023年5月終わりを予定しているようで、まだ具体的な日付は明らかにされていませんが5月末にはComputex 2023が開催されることからそこでのNVIDIAが行う発表会の日程が発表日になると見られています。この発表日とほぼ同じタイミングで発売が行われるとも記載されているため、発売に関しては2023年5月末までには行われると見られています。

この資料ではGeForce RTX 4060に関しても記載がありますがすべてのスケジュールがTBD(未決定)とされています。この理由については技術的な理由と言うよりはマーケティング上の理由とされており、ここ最近発売されたRTX 4070の低い販売台数から、価格が安く、収益性の低いRTX 4060についてはRTX 4060 Tiの発売後の反響を見て検討するものと見られています。特に価格についてNVIDIAも設定に苦慮していると考えられ、RTX 4060 Tiの値段を下げ過ぎれば必然的にRTX 4060の価格も低くなり収益を上げられにくくなりますので、NVIDIAとしてはRTX 4060 Tiを先行して発売すると共にライバルのAMDのRX 7600シリーズの様子を見て価格を決めたいと考えているのかもしれません。

Videocardzではこの資料の他に、RTX 4060 Tiで使われる基板の情報も入手しているようで、RTX 4060 Tiでは『PG190 SKU』が使われるとの事です。この『PG190 SKU』は前世代のRTX 3060 Tiと同じ基板とのことで、NVIDIAではコストダウンを行うために流用を行うようです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (5件)

  • ユーザーが求めてるもの出せてないから売れる訳がない。
    ニーズに合ってないから価格を大幅に下げないと売れない。
    結果的に収益性が出ないのは、当たり前だよね。
    それを買わないユーザーが悪いかの如く製品を産廃化して売り出す始末では、信用失うのは速い。

  • コストカットして値段高止まりじゃ売れるわけねー

  • もう過去の製品をシュリンクして出した方が良いんじゃないかと思うんですよ
    低価格品にレイトレとか求められないから、
    1660あたりを小型化してお安く出すだけで売れると思いますが?

  • 製品に自信がないからAMDに後出しジャンケンされて価格的に負けるようなことがあっては困るということかな

  • レイトレ、DLSSに訴求力があると勘違いして力を入れてるけど大半のユーザーは知らない・知っててもあったら嬉しい程度の機能なんですよね。
    海外でもそれを付ける事で値段が上がる口実にされるのならどちらも要らないと言われてますし。
    ユーザーのニーズを勘違いして強気に出た結果がご覧の有様。
    ユーザーの求めるグラボとしての相場観に抑えられないなら過剰スペックなんですよ。

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