NVIDIA GeForce RTX 3060の最終出荷完了。10月以降は市場からも姿を消す見込み
NVIDIAのGeForce RTX 3060は2021年2月に発売されたミドルレンジグラフィックカードで、発売当初は5万円台で、GeForce RTX 4060が登場するまでも4万円台で1080p解像度でゲームをプレイするのに最適なモデルとして高い人気を誇るモデルになっています。この人気はSteamハードウェアサーベイにも表れており、2023年12月以降から7月末時点でもSteamプラットフォーム上では最も使われているグラフィクスカードになっています。
ただ、このGeForce RTX 3060では発売からすでに3年半以上経過していることや後継モデルのGeForce RTX 4060の販売が主流になりつつあることからNVIDIAではRTX 3060の生産終了することを2024年8月上旬に判明しましたが、すでに最終出荷が完了し、秋には市場からも姿を消す見込みであることが明らかになりました。
中国の博板堂でGeForce RTX 3060の生産終了をリークした低手一号氏によると、NVIDIAではすでに同GPUの最終出荷を完了したとのことで、最大1万~2万台ほどのGPUがAIBに出荷されたとのことです。AIBではこれらを用いてGeForce RTX 3060グラフィックカードを市場に出荷しますが、量も限られていることから早ければ9月末、遅くとも10月末には市場から姿を消す見込みであることを明らかにし、今後はミドルレンジモデルはGeForce RTX 4060に集約されることになるとのことです。
GeForce RTX 4060の値下げでRTX 3060の存在意義は皆無に。
2023年6月末に発売されたGeForce RTX 4060に関しては発売当初は5万円近くで販売される一方で、RTX 3060は4万円台で購入ができたことから発売当初は人気がない状態が続いていました。
しかし、最近ではRTX 4060の価格が下がり始めており、2024年8月26日時点では4.4万円ぐらいで販売されている一方で、RTX 3060 8GBモデルが3.9万円、12GBモデルが4.2万円で販売されているため、RTX 4060とRTX 3060の間の価格差はほとんどない状態になっています。
GeForce RTX 4060はRTX 3060 12GB版に対して性能が18%程度向上しているため、コストパフォーマンスの観点で言えばRTX 4060は非常に高い状態にあり、RTX 3060の価格が大きく下がらない限りわざわざ同グラフィックカードを買う意味はほとんどないといえる状態にあります。ただ、上述の通りRTX 3060の最終出荷が完了したということで在庫処分セールなどが期待されるため、もしミドルレンジグラフィックスカードを狙っている場合はRTX 3060の価格動向に注目してみてもいいかもしれません。
各品牌RTX3060最后一批货量与消化截止时间 | 博板堂
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