GeForce RTX 5070 Ti が119,924円まで値下がり
NVIDIAが2025年3月に発売したGeForce RTX 5070 Tiはメーカー希望小売価格(定価)が148,800円に設定されていましたが、5月以降は値下がりの動きが顕著にみられ、7月中旬には定価に対して13%ほど安い129,800円で販売されていました。そんなRTX 5070 Tiですが、値下がりは止まらず、遂に12万円を切る価格で販売され始めています。

大幅値下がりを記録しているRTX 5070 TiはGAINWARD製のグラフィクスカード「GAINWARD RTX 5070Ti PHANTOM」で販売価格は119,924円と12万円を僅かながら下回る価格で販売されています。さらに、同製品はAmazonで販売されているため、ポイントなどを加えると実質116,926円で購入できるなど過去最安値を更新しています。
GeForce RTX 4070 Ti SUPERの最安値と同等。コストパフォーマンスも非常に高め
RTX 5070 Ti SUPERは先代のRTX 4070 Ti SUPERに対して7%程度の性能向上しか発揮できない一方で定価や販売価格それぞれがRTX 4070 Ti SUPERを大きく上回っていたことからコストパフォーマンスの観点で評価は芳しくありませんでした。しかし、今回の119,924円と言う価格に値下がりが行われたことで、RTX 4070 Ti SUPERの最安値に迫る価格になるため、先代モデルに対して大幅にコストパフォーマンスが高くなったと言えます。
GPU | 1FPSあたりのコスト | FPS | 販売価格(最安値) |
---|---|---|---|
Radeon RX 9070 XT | 1466円 | 74 | 108,500円 |
GeForce RTX 5070 Ti | 1518円 | 79 | 119,924円 |
競合製品とのコストパフォーマンスもAMD Radeon RX 9070 XTに対して、RTX 5070 Tiは10%前後劣る状況が続いていましたが、この値下がりによりその差は3%近辺にまで迫っており、DLSS4 MFG、優れたレイトレーシング性能などを加味すると魅力的な製品になりつつあります。
なお、RTX 5070 Tiについては年末から2026年年始にかけて動作クロックとVRAM容量を引き上げたGeForce RTX 5070 Ti SUPERが発売されると言われています。ただ、性能面ではCUDAコアが据え置きになるため性能の大幅向上は期待できず、同グラフィクスカード発売後から数か月間は少なくともRTX 5070 Tiの水準を大きく超える価格で販売されることが予想されます。そのため、もしRTX 2000やRTX 3000などからの乗り換えでハイエンド寄りのアッパーミドルレンジクラスのグラフィクスカードを検討している場合は11.9万円台で販売されているRTX 5070 Tiは非常に魅力的な選択肢になると言えるため、非常にいい買い物になると言えそうです。
コメント