GeForce RTX 4050の価格とVRAM容量判明。最小3GBと言う衝撃的な容量に。

NVIDIAでは2023年5月から7月にかけてメインストリーム向けのGeForce RTX 4060シリーズを発売しますが、これらのモデルはRTX 4060 Tiが8GBか16GB、RTX 4060が8GBとVRAM容量の少なさからパフォーマンス面でどうなるのか懸念されていますが、下位モデルとなるGeForce RTX 4050 TiとRTX 4050では先代のRTX 3050に比べてVRAM容量が大幅弱体化されるようです。

NVIDIA GeForce RTX 4050 Tiは4GBか8GB、RTX 4050は3GBか6GBのVRAM容量に。価格は最安値が3万円付近に？

NVIDIAではメインストリーム向けとなるGeForce RTX 4060シリーズのうち、RTX 4060 Ti 8GBを2023年5月24日から、7月にはRTX 4060 Ti 16GBとRTX 4060の発売を計画しています。この次に登場すると見られているのがエントリーモデルとなるGeForce RTX 4050 TiとRTX 4050のVRAM容量と価格が明らかになりました。

4060 8GB: 299
4050Ti 4/8GB: 219/239
4050 3/6GB: 169/189

미친 생각이지만 정말로 이러진 않겠지

— 포시포시 (@harukaze5719) May 21, 2023

RTX 4050に関する情報はharukaze5719氏から登場しており、RTX 4050シリーズの上位モデルとしてラインアップされるRTX 4050 TiについてはVRAM容量が4GBまたは8GBの2種類用意され、価格はそれぞれ$219と$239に設定されるようです。この価格を日本での販売価格に換算すると4GB版が税込3.8 万円、8GB版が4.2万円前後になると考えられます。

下位モデルのRTX 4050についてはVRAM容量は3GBまたは6GBに設定されており、価格は前者が$169、後者が$189に設定されます。こちらも日本での販売価格に換算すると3GB版が3万円、6GB版が3.3万円前後で販売されると見られています。

なお、先代のRTX 3050ではVRAM容量は8GBに設定されていたため、RTX 4050 Tiの8GB版は同等ですが、4GBは大幅弱体化と言えるような仕様になっています。また、価格についてはRTX 3050は3.7万円前後で販売されているため、もし仮に4GB版が3.8万円で売られるようであれば、発売前から売れない事が確定するような仕様になっています。

RTX 4050についてはさらに酷く、GTX 1650やGTX 1630を下回る3GBが設定されます。4GBを下回るグラフィックカードをNVIDIAが発売するのはGTX 1060 3GB版以来で、約7年ぶりのことになります。価格面では3GB版が3万円程度という事でGTX 1660などからの乗り換えを想定していると見られていますが、GTX 1650の2万円には届いておらずこちらもイマイチターゲットが微妙なグラフィックカードになっています。

なお、容量からVRAMのバス幅も推察できるのですが、RTX 4050 TiについてはRTX 4060と同じく128-bitのバス幅となるようですが、RTX 4050について3GBと6GBという容量からバス幅は96-bitとGTX 1650をも下回る設定にされてしまっています。

正直、ここまでナーフ（弱体化）した仕様で出すのであればRTX 3050からVRAM容量はそのままに、一部コアやレイトレーシング機能を省いたモデルを発売したほうがまだ良い気がします。特に2023年にもなって4GBや3GBのVRAM容量を持つグラフィックカードが発売されるのは衝撃的で、価格も結局3万円以上と売れる要素が全く見当たりません。特にNVIDIAが推しているレイトレーシングはただでさえVRAM容量を喰うのにこれじゃレイトレーシングは困難と言えますので、RTXシリーズではなくGTXシリーズとしてGTX 1650の後継モデルとかを出した方がまだ売れ行きが期待できると言えそうです。もちろん、価格が2万円とかで出れば話は別ですがね。