2021年6月1日の午後2時に発表予定となっている、NVIDIA GeForce RTX 3080 Tiですが、CUDAを利用したGeekbenchのベンチマーク結果が出現しました。
GeForce RTX 3080 TiのGeekbenchのスコアが出現。RTX 3090並みを記録
2021年6月1日、午後2時にNVIDIAはGeForce RTX 3080 TiならびにGeForce RTX 3070 Tiを発表する予定となっています。
6月1日(火) 2:00 PM
準備はいいか? pic.twitter.com/hAY1nkwkKl— NVIDIA GeForce JP (@NVIDIAGeForceJP) May 26, 2021
その発表を前にして、GeForce RTX 3080 TiのCUDA利用時のGeekbenchスコアが出現しました。
ASUS System Product Name – Geekbench Browser
Geekbenchに情報が出現した際にスコア性能と共に重要になるのが、仕様情報です。今回出現したGeForce RTX 3080 Tiでは、Multiprocessorsの数は80と記載されており、CUDAコアは1基のMultiprocessors (SM)辺り128コアであるため、GeForce RTX 3080 TiではCUDAコアを合計10240コア搭載する事となります。この仕様は過去に出現したリーク情報とも合致します*。また、Geekbench上では最大動作クロック数も記載されており、これは1.67GHzを記録しています。この2つの情報を組み合わせると浮動小数点演算性能は34.2 TFLOPsとなります。
また、VRAMもリーク情報通り、12GBで動作クロックは9.5GHz(19Gbps)となっておりGDDR6X搭載と見られています。
*CUDAコアが10240基であることを初めてリークされたのは2021年2月6日で、kopite7kimi氏からの情報です。
Things have changed.
Maybe the current spec is 10240FP32, 12G GD6X. 😃— kopite7kimi (@kopite7kimi) February 6, 2021
RTX 3080 TiのVRAM容量はGDDR6X 12GBになる模様
GeForce RTX 3080 Tiで記録されたスコアは、合計点は238,603ptとなっています。
他のNVIDIA製グラフィックカードと比較すると、GeForce RTX 3090は上位2個のスコアを平均すると237,972ptとなり、今回出現したGeForce RTX 3080 Tiとほぼ同等となります。また、GeForce RTX 3080に対しては17%程度上回る性能を見せており、CUDAコアがGeForce RTX 3080に対して18%増えている分だけ、性能も同様に向上しています。
GeForce RTX 3080 Tiの性能はほとんどGeForce RTX 3090と変わらない性能となっていますが、それよりも価格設定がどうなるか気になる所です。現在、GeForce RTX 3080はTSUKUMOやパソコン工房などでは大体16万円~18万円、GeForce RTX 3090においては25万円~28万円程度の価格帯で販売されています。このGeForce RTX 3080 Tiはこの2機種の間の価格帯で販売されると考えられ、20万円越えの価格で販売される可能性が高いと個人的には考えています。正直、高すぎますよね・・・
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