6月10日に発売が予定されているGeForce RTX 3070 Tiですが、GeekbenchやAshes of the Singularityのベンチマークスコアが出現しました。
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6月10日発売、NVIDIA GeForce RTX 3070 Tiの仕様と予約在庫情報
GeekbenchやAotSのベンチマークスコアが出現
6月10日に販売が開始される予定のGeForce RTX 3070 Tiですが、NVIDIAではレビュー機材用のドライバーの配布を開始したようで、様々なベンチマークスコアが出現し始めています。
Geekbenchスコア(CUDA & OpenCL)
Geekbench 5 CUDAスコア:System manufacturer System Product Name – Geekbench Browser
Geekbench OPEN CLスコア:System manufacturer System Product Name – Geekbench Browser
Geekbench上では、GeForce 3070 Tiで計測されたCUDAスコアとOpenCLスコアが出現しています。
仕様面では、Streaming Multiprocessors(SM)が48基、CUDAコアが6144基搭載されています。これは、GeForce RTX 3070に対してSMが2基、CUDAコアが256基多く搭載され、VRAM容量は据え置きながらも仕様がGDDR6Xにアップグレードされています。
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性能差としては、RTX 3070に対してRTX 3070 TiではCUDAスコアが約6%、OpenCLが約15%ほど向上しています。RTX 3070 TiではRTX 3070に対してCUDAコアが約4%増やされており、CUDAスコアはほとんど同じ伸び幅となっています。(今回、出現したモデルでは最大クロックが1.84GHzと標準より100MHz高いようです)一方でOpenCLについてはメモリー帯域幅の向上によってより高い伸び幅を記録しています。
Ashes of the Singularityのベンチマークも出現
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti performance in Ashes of the Singularity has leaked – VideoCardz.com
GeForce RTX 3070 Tiで計測されたAshes of the Singularityでのベンチマークも出現しています。
GeForce RTX 3070 Tiでは、1080p、1440p、4Kの3種類の解像度でベンチマークが計測されているものの、CPUまで同一仕様で別GPUが計測された記録は1440pしかなかったようです。
1440pでの記録では、GeForce RTX 3070 TiはRTX 3070に対して約9%、フレームレートが向上しておりCUDAコア数やGDDR6X化の恩恵を受けています。
GeForce RTX 3080 vs RTX 3080 Tiほどの仕様差が無いため、スコアの伸び幅も大きなものではありません。また、気になる点がとして、TDPがRTX 3070の220Wに対してRTX 3070 Tiでは290Wと大きく上がっています。恐らくGDDR6X化が大きな要因となっていそうですが、性能の伸び幅に対して、消費電力の増加量が非常に大きいため、少し癖のあるモデルであると個人的には思います。また、RTX 3070に対して定価で+$100の価値があるかと言う点も、性能の伸び具合を考えると少し微妙かもしれません。
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