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GeForce RTX 3050に新モデル? Ada Lovelace採用の「GeForce RTX 3050 A」がリーク

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GeForce RTX 3050に新モデル? Ada Lovelace採用の「GeForce RTX 3050 A」がリーク

2022年に発売されたGeForce RTX 3050はエントリー向けグラフィックスカードとして登場しましたが、2025年7月に同じくエントリー向けのGeForce RTX 5050が発売されたことに伴いまもなく市場から姿を消すと考えられていました。しかし、GPU情報・監視ユーティリティ「GPU-Z」の最新版の変更履歴に、未発表の「GeForce RTX 3050 A」のサポートが追加されていることが明らかになり、NVIDIAが全く新しいGeForce RTX 3050を用意していることが明らかになりました。

GPU-Zの変更履歴にはAD106-Aと呼ばれるGPUダイを使った『GeForce RTX 3050 A』のサポートが行われることが記載されています。この『RTX 3050 A』と言うモデルは既にノートPC向けで『GeForce RTX 3050 A Laptop GPU』がリリースされており、このモデルではRTX 3050が当初採用していたAmpereアーキテクチャーのGA107 GPUではなく、GeForce RTX 4060などに採用されているAda LovelaceアーキテクチャーのAD106 GPUが採用されていました。

そして、今回のGPU-Zの情報は、『GeForce RTX 3050 A』としか書かれていないため、このAda Lovelaceベースのモデルがデスクトップ向けにも登場する可能性を示唆しています。

AD106 GPUはGeForce RTX 4060やRTX 4060 Tiに採用されているGPUで、CUDAコアは最大4608コア、バス幅は128-bitですが、GeForce RTX 3050 AではCUDAコア数がRTX 4060の3072コア以下に減らされると考えられ、恐らくRTX 3050と同じく2560コアなどになると見られています。

なお、GeForce RTX 5050が発売される中で、デスクトップ向けのGeForce RTX 3050 Aが準備されているかその理由については明らかにされていませんが、わざわざアーキテクチャーを刷新したRTX 3050が登場する背景としては以下の理由が推測されています。

  • 旧世代シリコンの在庫枯渇: NVIDIAがGA106やGA107といったAmpere世代のGPUダイの在庫を使い果たし、BTOやOEMとの契約上の供給義務を果たすために、新しいAD106シリコンに切り替えた
  • 不良シリコンの再利用: RTX 4060 Tiなどの上位モデルとしては使用できない、欠陥のあるAD106 GPUが多く、これらを使うためにエントリーモデル向けに投入

NVIDIAが少なくとも、この新バージョンを「A」というバリアントでこのRTX 3050 Aを区別している点は評価できますが、現時点でこのグラフィックカードのパフォーマンスや、一般販売が行われるのかなどは不明です。ただ、RTX 5050は比較的高価であることから、RTX 5050よりさらに安価なモデルとして登場すれば安価にeSports系タイトルだけをプレイしたいと言うユーザーの需要に応えることが出来る製品とも言えるので、実際に発売されるのかまたそのパフォーマンスに注目が集まります。

ソース

TechPowerUp GPU-Z v2.67.0 Released | TechPowerUP

https://www.techpowerup.com/339161/techpowerup-gpu-z-v2-67-0-released

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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