GeForce RTX 2060と言うと2019年に登場したミドルレンジグラフィックカードですが、NVIDIAはどうやらVRAM容量を倍増したRTX 2060投入を2022年初旬に予定している模様です。
調整弁にされているGeForce RTX 2060
NVIDIA rumored to launch GeForce RTX 2060 with 12GB memory by January 2022 – VideoCardz.com
GeForce RTX 2060は2019年に開催されたCES2019にて発表がされたNVIDIAのミドルレンジグラフィックカードとなっており、メーカー希望小売価格は当初は$349と現行のGeForce RTX 3060とほとんど同じ価格帯の製品となっています。そんなRTX 2060ですが、2021年4月頃からグラフィックカードが枯渇した際にGTX 1660系と共に供給量が増やされたり、需要が安定した際には急に半減されたりとグラフィックカードの需要に応じて供給側の調整弁とされている側面が最近ありました。そして、2022年初旬にはグラフィックカードの高い需要を見越してか、RTX 2060の供給を再度増やすようですが、今回はVRAMを6GBから12GBに倍増する性能強化を施して供給するようです。
2021年末までに生産開始、発売は2022年1月中か
Videocardzの独自ソースによると、NVIDIAがGeForce RTX 2060のアップデート版を用意しているとの事です。アップデート内容はPG161モデルと言われており、VRAMに12GBのGDDR6を搭載するとの事です。一方でGPU自体は既存モデルと同様にTU106-300が搭載されると見られています。そのため、動作クロックやCUDAコア数の増強などは一切無いようです。
現在発売中のGeForce RTX 2060はGeForce RTX 3060に対して7割程度の性能となっており、VRAMの容量的に最新タイトルをスムーズにプレイする事が難しい場合もありますが、VRAMを12GBに倍増する事でRTX 3060との性能差を埋めるとともに最新のタイトルをプレイ可能なレベルにまで引き上げると見られています。
NVIDIAは現在、AIB各社に対して2021年末までに生産を開始するように働きかけており、恐らく2022年1月の早い段階から実際に店頭に並び始めると見られています。
NVIDIAはGPU品薄が2022年も続くと見ている模様
英コンピュータセンター、半導体供給不足は22年まで続くと予想 | ロイター
自動車業界、23年まで半導体不足に直面も=独ダイムラーCEO | ロイター
ロイター通信によると、英国のIT企業やダイムラーなど自動車メーカーが半導体不足が少なくとも2022年中までは続くと見ており、自動車のみならずコンソールゲーム機やグラフィックカード、CPUなど自作PC部品にまで依然として大きな影響を受け続ける事が予測されます。
NVIDIAとしても同じ様な予測を立てていると見られており、生産が容易でコストが低い旧世代商品を導入する事で半導体不足による生産減と売上高低迷を避ける狙いがあると見られています。NVIDIA製グラフィックカードではここ最近、GeForce RTX 3060やRTX 3060 Tiなどが中国でのロックダウンの影響で9月末まで半減されるという話が出るなどしているため、そのリスクヘッジとして投入する可能性があります。
個人的にGeForce RTX 2060の12GB版が出れば値段次第ではありますが、割と売れるのではないかと思います。ただ、このNVIDIAの不穏な動きは今後またグラフィックスカードが枯渇する事を予測しているのか、枯渇するようなトラブルが実際に起きているのか不安なところですので何か今後動きがないか要注目です。
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