GEEKOM A5 (2025)の実機詳細レビュー:4万円台で買える日常使いに十分なミニPC

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GEEKOM A5 (2025)の基本的な仕様について

GEEKOM A5 (2025)は2023年に発売された初代A5のリフレッシュモデルとして登場したモデルで今回はCPUにミドルレンジ向けのRyzen 5 7430Uなどを搭載し、4万円を下回る価格での販売がされています。

CPURyzen 5 7430U @TDP 45W
グラフィックスVega 7 Graphics (CU 7基)
メモリーDDR4 3200MT/s 8GB x 2 = 16GB
ストレージPCIe Gen 3 NVMe SSD 512GB
OSWindows 11 Pro
インターフェイスフロント側
– USB3.2 Gen2 Type-A x 2
– 3.5mm ステレオジャック
リア側
– USB3.2 Gen 2 Type-A x 1
– USB 2.0 Type-A x1
– USB 3.2 Gen 2 Type-C (Alt-Mode対応) x2
– 2.5Gbps イーサーネットポートx1
– HDMI 2.0 x 2
側面
– SDカードリーダー
拡張スロット– 2.5inch用SATAドライブ
– 2242 M.2 SSD
ワイアレス機能Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2
サイズ幅117 x 奥行き112 x 高さ49 mm
電源19V ACアダプター

今回のレビューはGEEKOMからA5 (2025)の提供を受けています。

パッケージ内容と同梱物

同梱されている付属品はACアダプターの他に、長さ100cmのHDMIケーブル、モニターの裏面にA5 (2025)を設置するためのマウントに加え、簡単な説明書が入っています。

ACアダプターの大きさは極めて普通なのですが、同封されているプラグ部分が日本では一般的ではない3ピンであるため、変換プラグなどを用意する必要があります。

GEEKOM A5 (2025)のデザインと品質、拡張性について

デザインと品質:本体は全面アルミ筐体

外観は一般的なミニPCでよくある正方形デザインになっています。また、素材はGEEKOM A5 (2025)は4万円を下回る価格帯と言うことで筐体はプラスチック製になっています。

ただ、インターフェイス類との合わせ面も左右にズレていると言った事もなく品質感は高めになっています。

インターフェイスは前面にUSB Gen3.2に対応するType-Aポートが2つとオーディオジャックがあり、後面にはUSB Gen 3.2に対応するType-Cポートが2つ、そしてUSB3.2 Gen2とUSB 2.0対応のType-AポートとHDMIポートがそれぞれ2つ備わり、2.5Gbpsまで対応するイーサーネットが1ポート搭載されています。

拡張性:SSDの追加やメモリーの交換などが可能

本体の分解方法は裏面のネジ4本を取り外すだけで非常に簡単な構造になっています。また、このネジは外れない構造になっているためネジが落ちてしまうなどの心配はありません。

拡張性としては、2つのDDR4対応のSO-DIMMスロットが設けられているため将来的にメモリー拡張するためにユーザーが交換することが出来ます。

また、PCIe Gen 3に対応するNVMe SSDが元々搭載されていますが、さらに追加で2242サイズのM.2 SATA空きスロットとミニPCとしては珍しく2.5インチサイズのSATA対応SSDを搭載することが可能な構造になっているため特にストレージ関係の拡張性は非常に高くなっています。

GEEKOM A5 (2025)の各種パフォーマンスについて

内蔵のRyzen 5 7430U CPUについて

今回提供されたサンプルモデルはAMD Ryzen 5 7430Uを搭載したモデルになっています。このCPUは2020年に登場したZen 3アーキテクチャーを搭載したCPUで6コア12スレッドの構成になっています。

動作クロックは仕様上ではベースクロックが2.3 GHz、ブースト時は最大4.30 GHzで動作します。

グラフィックス側にはRadeon Vegaアーキテクチャーで構成されるGPUが7コア搭載されていますが、最新鋭のRDNA 3.5に比べるとかなり古いアーキテクチャーになっているためゲーム向けと言うよりGPUアクセラレーション向けで搭載されているGPUになります。

GEEKOM A5 (2025)のCPUパフォーマンス

Ryzen 5 7430U自体、消費電力が15Wと低く設定されたCPUになっていますが、電力効率が高いためエントリー向けCPUのCore i3-12100や少し前のデスクトップ向けのミドルレンジCPUであるCore i5-9600KやRyzen 5 3600にも近い性能を発揮しているため日常的に使う分には快適と言える性能が担保されています。

PCMark 10のスコア

PCMark10においては合計4599ポイント記録されています。

基本的なスコアとして、ウェブブラウジングや各アプリの起動など日常用途、Wordやエクセルなどオフィス用途、そしてRAWなぞの画像編集や動画編集などでは高いスコアを示していることからこれらの作業はかなり快適に実行することが出来ると言えます。一方で、動画編集やグラフィックススコアなどはあまり高いとは言えないためこれらの作業を重視する場合はA5 (2025)は向いていないと言えます。

3DMarkのスコア

A5 (2025)には内蔵GPUにVega GPUを7コア搭載しているものの、進化が著しいGPUの中ではかなり低い分類になっており3DMarkでのスコアもあまり高くはありません。そのため、Counter Strikeなどを最低設定で動かす場合にはプレイできるかもしれませんが、比較的新しいゲームの場合はプレイ可能なレベルの性能を発揮することは難しいと言えます。

内蔵されているSSDの性能

内蔵されているSSDはWodpositと呼ばれるPCIe Gen 3対応NVMe SSDが搭載されています。CrystalDiskMarkによると読み取り性能は3200 MB/s、書き込み性能は2300 MB/sと最新鋭のPCIe Gen 4対応NVMe SSDに比べると遅いですが、4万円を下回る価格帯であることや一般的な作業をする上では支障がない速度を発揮しています。

GEEKOM A5 (2025)の最終評価:日常使い向けのコスパ高めのミニPC

  • 4万円を切る価格で必要十分な性能
  • ストレージを2つ追加が可能
  • 3年保証が標準で付与
  • SDカードスロット標準搭載
  • 電源プラグが3ピンで変換器が必要
  • USB-PD入力には非対応

GEEKOM A5 (2025)は価格帯が4万円程度で購入ができる比較的安価なミニPCになっていますが、ウェブブラウジングやオフィス、軽い画像編集などであれば十分使える性能を持っているPCでコストパフォーマンスはかなり高いと言えます。

特にHDMIを2ポート、DisplayPortとして使えるUSB-Cを2ポートで合計4画面の出力に対応するほか、DDR4や内蔵SSDの交換や増設なども可能なストレージなど高い拡張性も備えているため1台でPCを使って行う作業の多くをこなすことが出来ると言えます。

また、エントリーモデルですが、3年の保証が標準で付与されているため故障時に余分な出費がかかると言った心配もない点もメリットと言えます。

GEEKOM A5 (2025)は当サイトのクーポンを使うとRyzen 5 7430Uと8GB RAM、256GB SSDを搭載する最廉価モデルが34,105円、今回レビューしたRyzen 5 7430Uと16GB RAM、512GB SSD搭載モデルが37,991円で購入できますのでご検討中の方はぜひクーポンをお使いください。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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