Galaxy S24 Ultraはコストダウンの一環でベイパーチェンバー非搭載?マルチコア性能は低下へ。

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サムスン Galaxy S24ではコストダウンのためにベイパーチェンバーを非搭載とする可能性。サーマルスロットリングで性能低下する可能性。

サムスンでは次期フラッグシップスマートフォンであるGalaxy S24 Ultraを2024年頃に投入を予定しているのですが、最近のリーク情報にてSnapdragon 8 Gen 3やその他機能の追加に伴いコストが高騰する一方で、iPhone 15シリーズの価格が据え置かれた事に伴い競争力を維持しながらの値上げは困難であり、機能の変更などを中心としたコストダウンを模索している事が明らかにされています。

その1つのコストダウン策がGalaxy S22 Ultraから搭載されていた10倍の望遠レンズを5倍にスペックダウンさせると言う話がありましたが、これに加えてGalaxy S24 Ultraに内蔵されるSnapdragon 8 Gen 3を冷却するベイパーチェンバーを非搭載とし、搭載するSoCの性能をフルに発揮できなくなる可能性が出てきているようです。

微博 (weibo.cn)

中国のWeiboでスマートフォン関連のリーカー『未消失的亡灵氏』によると、サムスンのGalaxy S24 Ultraにおいては放熱機構を搭載していないため、Snapdragon 8 Gen 3のQRD(リファレンスモデル的なモノ)で記録されているGeekbench 7400ptを取るのは困難で、恐らく7000ptすら獲得は厳しいとしています。

Galaxy S24 Ultraに搭載されるSnapdragon 8 Gen 3については7400ptほどのGeekbenchマルチコアスコアが見込まれる事をRevegnus氏は明らかにしていましたが、このスコア自体はQRDのものをポストしていたようです。

Samsung Galaxy S23 trio has improved cooling with larger vapor chambers – GSMArena.com news

なお、Galaxy S24 Ultraでは放熱機構を搭載しないと言うのは恐らくベイパーチェンバーの事です。この機構を搭載しないことでサムスン側は大幅なコストダウンが可能になりますが、引き換えに動作クロック自体の引き下げやサーマルスロットリングなどパフォーマンスへの影響が背反として現れる事になります。

ただ、現行のSnapdragon 8 Gen 2を搭載するGalaxy S23 UltraではGeekbenchスコアが5000ptにギリギリ届かないレベルであるため、7000ptぐらいまでに抑えたとしても40%程度の性能向上となるほか、iPhone 15 Proに対しても5~10%劣るレベルであるため性能面だけで見れば大多数のユーザーにとってはあまり影響がない変更と言えるかもしれません。

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