Android 17をベースにしたOne UI 9に更新したGalaxy S24 UltraやGalaxy S25シリーズで、電池の減りが急に早くなったという報告が海外の利用者から出ています。このOne UI 9は国内版のGalaxy S25にもすでに配信されており、Galaxy S24とS24 Ultraにも10月下旬に届く予定のため、国内でも同じ症状が出る可能性があります。
One UI 9に更新したGalaxy S24 UltraやS25で電池が異常消費する不具合
One UI 9に更新した海外のGalaxy S24 UltraやGalaxy S25シリーズの利用者から、更新前より電池の減りが大幅に早くなったという報告が、XやRedditのほか、サムスンの米国コミュニティーに相次いで投稿されています。Xに投稿したGalaxy S24 Ultraの利用者は、画面をQHD解像度にしたまま、Wi-Fiを使わずモバイルデータ通信で動画やSNSを中心に使ったところ、充電器を外してから5時間20分で電池の95%を使い、画面点灯時間はそのうち3時間15分だったとしています。
Galaxy S25+では、更新後に1日3〜4回充電しなければならなくなったという投稿に、ほかの利用者からも同じ症状の報告が寄せられており、Galaxy S24では画面を消して使っていない間の減りが大きく増えたという報告も出ています。サムスンはこれらの報告に説明を出しておらず、修正の予定も示していませんが、インドでGalaxy S24 Ultraを利用しているユーザーは、サポートから近くのサービス拠点で点検を受けるよう案内されたとのことです。
国内では、ドコモ版のGalaxy S25に10月14日から、SIMフリー版にも10月21日からOne UI 9が配信されており、Galaxy S24とS24 Ultraにも10月下旬に届く予定です。国内版のGalaxy S25やGalaxy S24 Ultraも、報告が出ている海外版と同じSnapdragonを積み、届くOne UI 9も共通のため、国内で同じ症状が出る可能性があります。
One UI 9の更新直後は、不具合がなくても電池が減りやすい場合も
One UI 9などAndroid OSの更新をした直後は、アプリを端末向けに変換し直す処理(コンパイル)がまだ済んでおらず、アプリが効率の悪い状態で動くため、不具合がなくても電池の減りが早くなることがあります。Androidは、更新後の最初の起動に時間がかかりすぎないようコンパイルを後回しにし、充電中で端末を使っていない時間にバックグラウンドで行う仕組みで、端末を使い始めたり充電をやめたりすると処理は中断されます。
コンパイルが済んでも減りが戻らないなら、原因はAndroid 17にまだ合っていないアプリか、One UI 9そのものにあり、後者であればサムスンの修正が必要になります。アプリについては、ドコモもAndroid 17への更新に関する注意事項で、対応していないアプリは動作が不安定になったり正しく動かなかったりする場合があるとして、更新後にアプリを更新するよう案内しています。
国内版のGalaxy S25は、ドコモ版の配信開始から10日がたっており、その間に充電したまま夜を越していればコンパイルは済んでいるため、今も更新前より電池の減りが早いなら、海外の報告と同じ症状が出ているとみられます。もし症状が出ている場合、端末の初期化などでは修正されない可能性が高いため、サムスン側が修正するまで不便ですが、モバイルバッテリーなどを持ち運んだり、こまめに充電したりして耐え忍ぶしかなさそうです。


