Flight Simultor 2024 はフライト中に180MB/sの帯域を占有。固定回線でも通信制限に注意が必要に
Microsoftが2024年11月19日に発売予定のFlight Simulator 2024では、要求スペックが高すぎることも話題になっていましたが、同ゲームのアルファー版をプレイしたユーザーからの報告によると、都市部やグランドキャニオン、ヨセミテ国立公園など複雑な地形を有する場所を飛行すると、180 MB/sもの帯域幅を使用することが明らかになりました。
必要スペック | 最小動作環境 | 推奨環境 | 理想環境 | |||
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プラットフォーム | AMD | NVIDIA/INTEL | AMD | NVIDIA/INTEL | AMD | NVIDIA/INTEL |
DIRECT X | DX12 | DX12 | DX12 | DX12 | DX12 | DX12 |
CPU | AMD Ryzen 5 2600X | Core i7-6800K | Ryzen 7 2700X | Core i7-10700K | Ryzen 7 9700X | Core i7-14700K |
GPU | Radeon RX 5700 | GeForce GTX 970 | Radeon RX 5700 XT | GeForce RTX 2080 | Radeon RX 7900 XT | GeForce RTX 4080 |
VRAM | 4 GB | 4 GB | 8 GB | 8 GB | 12 GB | 12 GB |
RAM | 16 GB | 16 GB | 32 GB | 32 GB | 64 GB | 64 GB |
ストレージ | 50 GB | 50 GB | 50 GB | 50 GB | 50 GB | 50 GB |
ネット速度 | 10 Mbps | 10 Mbps | 50 Mbps | 50 Mbps | 100 Mbps | 100 Mbps |
Flight Simulator 2024では、推奨環境としてRadeon RX 5700 XTやGeForce RTX 2080、理想環境ではRadeon RX 7900 XTまたはGeForce RTX 4080を求めるほか、64GBのメモリを搭載することが理想とされており、非常に高いスペックが要求されています。また、ネット速度に関しては、高解像度テクスチャーなどを想定する理想環境では100 Mbps(12.5MB/s)以上が必要となっています。
そんなFlight Simulator 2024ですが、アルファー版を用いて建物が大量に存在するニューヨークを飛行するデモでは、周囲を見渡したり旋回するなどすると12.5 ~ 180 MB/s(100~800 Mbps)程度の通信が発生するようです。PC本体に求められるスペックも高いですが、高速な光回線や安定した回線品質など、インターネット環境も高いものが求められるようです。
にグランドキャニオンなど複雑な地形が形成されているエリアでは負荷が高く、ピーク時にはニューヨークと同様に180MB/s程度の通信が発生し、その後も100MB/s前後の通信が継続的に発生している様子が確認できます。例えば、1日1時間程度このような絶景メインで遊覧飛行を行うと1時間で約50GB、1か月で約1TBを超えてしまい、回線契約の種類によっては通信制限を課せられる可能性があるスケールになっています。
なお、今回の高い帯域幅要求はアルファー版が原因の可能性があり、製品版発売に向けて最適化されることで通信量の削減が行われる可能性もあります。しかし、いずれにしても膨大な通信が発生することは確実であるため、Flight Simulator 2024のために大金をはたいて超高スペックなゲーミングPCを構築した方は、通信回線がボトルネックにならないか契約内容や通信速度などを事前に確認しておいた方が良いかもしれません。
MSFS 2024 Technical Alpha | Performance and Internet Bandwidth Tested! | Youtube
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