Intelから2021年初旬にリリース予定のデスクトップ向け第11世代Coreシリーズである『Rocket Lake-S』ですが、8コア・16スレッドを搭載するCore i9のものと見られるベンチマーク結果が出現しました。
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8コア16スレッドを5.0GHzで動作
今回のベンチマーク結果ではHP製デスクトップPCの一つである『OMEN』シリーズに搭載された状態でベンチマークに掛けられた模様です。
CPUは『Rocket Lake-S』の中では最高モデルであるCore i9-11900Kと考えられ、仕様は8コア・16スレッド、16MBのL3キャッシュ、ベースクロック3.40GHzからブースト時は5.0GHzのクロック周波数で動作する事がGeekbenchの結果から明らかになっています。
シングルスレッドはAMD Ryzen 7 5800Xと同等の性能
性能面では、今回出現した『Rocket Lake-S』はシングルコアは1645pt、マルチコアでは9783ptを獲得しています。『Rocket Lake-S』最大のライバルであるAMD Ryzen 7 5800XのGeekbenchスコアは平均でシングルコアが1661pt、マルチコアが10367ptである事からシングルコア性能においては同等の性能になっています。
今回、出現した『Rocket Lake-S』はまだ最終製品では無いため、現状よりクロック周波数の向上などが想定されるため実際に発売される際にはRyzen 7 5800Xより若干高い性能を発揮するのではないかと考えられます。
CPU | コア/スレッド | ベース クロック |
ブーストクロック | シングルコア | 性能差 | マルチコア | 性能差 |
[Rocket Lake-S] Core i9-11900K |
8C/16T | 3.4GHz? | 5.0GHz? | 1645 | 100% ベース |
9783 | 100% ベース |
Intel Core i9-10900K | 10C/20T | 3.7GHz | 5.3GHz | 1407 | 86% | 11014 | 113% |
AMD Ryzen 7 5800X | 8C/16T | 3.8GHz | 4.7GHz | 1661 | 101% | 10367 | 106% |
Intel Core i7-10700K | 8C/16T | 3.8GHz | 5.1GHz | 1351 | 82% | 8991 | 92% |
AMD Ryzen 7 3800X | 8C/16T | 3.9GHz | 4.5GHz | 1292 | 79% | 8979 | 92% |
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