サムスン Exynos 2500のベンチマークが登場。GPU性能は先代から30%向上へ
サムスンでは2025年はじめに発売予定のGalaxy S25シリーズでは当初、自社開発のExynos 2500を搭載する予定で、同チップセットは2024年初めにはテープアウトが行われていました。しかし、製造に用いられるサムスン3nm GAAプロセスの低い歩留まりにより搭載が見送られたと言われています。ただ、サムスンでは2025年夏以降に発売されるExynos 2500をGalaxy Z Fold 7などに搭載することを目指しているのか、同チップセットで計測されたグラフィクスベンチマークの結果が登録されていることが発見されました。
Exynos 2500は現行のExynos 2400と同じく10コア構成のCPUですが、内蔵GPUはRDNA3+をベースにしたXclipse 950が搭載されているようです。
ベンチマークは3つのテストが行われていますが、全体的なスコアとしてExynos 2500に搭載されているXclipse 950は前世代のExynos 2400搭載Xclipse 940と比較して15〜33%の性能向上が見られており、グラフィクス性能が飛躍的に高まることが予想されています。今回のサンプル機では16GB RAMも搭載しているため、ゲームなど高負荷がかかる状況でも快適な動作が可能になると考えられます。
ただ、Exynos 2400の時点ではグラフィクス性能は競合のSnapdragon 8 Gen 3に20%程度劣っており、今後登場するSnapdragon 8 Gen 4ではさら性能向上が見られると考えられるため、Exynos 2500で大幅な性能向上が行われていてもグラフィクス性能はSnapdragon 8 Gen 4には劣後する状況になると考えられます。
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