MediaTek Dimensity 9400の動作クロックなどのスペックがリーク

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MediaTek Dimensity 9400の動作クロックなどのスペックがリーク

MediaTekはまもなくハイエンドスマートフォン向けチップセットであるDimensity 9400を発表すると言われていますが、一足先に同チップセットの詳細なCPUコア構成やGPUの構成、動作クロックに関するリーク情報が登場しました。

Dimensity 9400はすべてのコアがP-Core以上のビッグコアで8コア搭載されており、最も高い性能を発揮するコアには2024年5月末に発表されたCortex-X925を1コア採用し、最大3.626 GHzで動作するとのことです。このCortex-X925は2023年に発表されたCortex-X4の大幅改良版に当たり、コア単体の性能が大きく向上しています。

このほかに、昨年発売されたDimensity 9300に搭載されているCortex-X4が3コア搭載で2.85 GHzで動作し、Cortex-A720は4コア搭載で2.00 GHzで動作する設定になっているとのことです。

CPUに関してはCortex-X4を4コア、Cortex-A720を4コア搭載するDimensity 9300に似ていますが、1コアだけCortex-X925に置き換えられることでCPU性能をApple A18 Pro並みに向上させています。ただし、Snapdragon 8 Gen 4には劣ると考えられています。

一方で、GPU側は大幅な強化が行われており、GPUコアにはImmortalis-G925を採用し、12コアで動作クロックは1.612 GHzになるようです。先代のDimensity 9300+ではGPUコアは12コアで構成されるImmortalis-G720が1.3 GHzで動作する設定であるため、動作クロックだけでも24%向上し、さらにアーキテクチャーの刷新も加えられているため、グラフィクス性能の大幅な向上が期待されています。実際に、リークされているグラフィクス性能に関してはGFXBenchではApple M4と同等の性能を発揮し、AnTuTuにおいてもDimensity 9300に対して68%、Snapdragon 8 Gen 3に対して52%上回る驚異的なスコアを記録しています。

スマートフォン向けチップセットではCPU性能はユーザーにとって魅力的な水準に達している一方で、ゲームなどに必要なグラフィクス性能には改善の余地があると言えます。そんな中でDimensity 9400はどちらかと言うとグラフィクス性能に焦点を当てた設計になっているため、原神などスマートフォン向けゲームを多くプレイするユーザーにとっては魅力的なチップセットになると言えそうです。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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