Dimensity 9400のグラフィックス性能はApple M4以上? A18 Proの2倍に迫る可能性も
MediaTekは、フラッグシップスマートフォン向けに次世代チップセットであるDimensity 9400をまもなく発表する予定です。今回、このDimensity 9400のグラフィックス性能に関するリーク情報が登場し、競合チップセットを大きく上回るパフォーマンスを持つ可能性が明らかになりました。
Dimensity 9400は、Arm Mali-G925 Immortalis GPUを12コア搭載すると言われています。GFXBench Aztec Ruins 1440pのベンチマークでは、平均134FPS、合計8591フレームを描写するという結果を記録していることが、中国のリーカーである数码闲聊站氏より明らかになっています。
チップセット | スコア (FPS) |
---|---|
★Dimensity 9400 | 134 |
Apple M4 (iPad Pro) | 127 |
Apple M3 (MacBook Air) | 120 |
Snapdragon 8 Gen 4 | 95 |
Apple A18 Pro (iPhone 16 Pro) | 72 |
Apple A17 Pro (iPhone 15 Pro) | 64 |
Dimensity 9400のグラフィックス性能は、AppleのiPad Proに内蔵されているM4を5.5%上回る驚異的な性能を記録しており、iPhone 16 Pro内蔵のA18 Proに対しては86%、同時期にQualcommが投入するSnapdragon 8 Gen 4に対しては41%高いグラフィックス性能が期待できるようです。スマートフォン向けチップセットとしては、間違いなく最高のグラフィックス性能を持つと言え、期待できる出来と言えそうです。
ただし、注意点として、今回のベンチマーク結果については、スマートフォンに組み込まれた状態なのか不明で、消費電力や発熱面での状況も不明であるため、非現実的なシナリオで計測された可能性も否定できません。そのため、実際にDimensity 9400を搭載したスマートフォンでは、冷却性能などにより、今回のベンチマークとは異なった性能を示す可能性もあります。したがって、期待半分にとらえておいた方がいいかもしれません。
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