Intel Core Ultra 5 245KのCPU-Zベンチマーク登場。最大160Wと64℃でCore i5-14600Kから6%性能向上

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Intel Core Ultra 5 245KのCPU-Zベンチマーク登場。最大160Wと64℃でCore i5-14600Kから6%性能向上

Intelでは2024年10月10日にArrow Lake-S世代の中でオーバークロックが可能なCore Ultra 200Kシリーズを発表し、同月24日に発売を予定しています。

今回、このCore Ultra 200Kの中でミドルレンジかつ最廉価モデルとなるCore Ultra 5 245KのCPU-Zベンチマーク結果が登場しました。

Intel Core Ultra 5 245Kは14コアと14スレッドの6P+8E構成を維持し、24MBのL3キャッシュと26MBのL2キャッシュを備え、合計50MBのキャッシュを有しています。ベースクロックはP-Coreが4.2GHz、E-Coreが3.6GHzに設定されており、ブーストクロックはP-Coreが5.2GHz、E-Coreが4.6GHzに設定されています。

そんなCore Ultra 5 245KのCPU-Zベンチマークはシングルコアが850.6ポイント、マルチコアが10907.1ポイントを記録しています。

CPUシングルコアマルチコア
Ryzen 9 9900X88113702
Ryzen 9 7900X79111923
★Core Ultra 5 245K85010907
Core i5-14600K87310330
Core i5-13600K86510252
Ryzen 9 5900X67910231
Core i7-12700K7909877
Ryzen 7 9700X8908750

シングルコアでは先代のCore i5-14600Kに対して-2.6%と劣っていますが、こちらは本来の動作クロックより200 MHz程度低い動作クロックで動いているためとされています。そのため、本来であれば同等以上の性能が期待できるでしょう。

マルチコアではCore i5-14600Kに対して6%程度高い性能を記録しており、動作クロックを含めた最終BIOSなどで計測された場合には10%近い性能向上が期待できると考えられます。現行の性能でも、他のCPUと比べるとRyzen 7 9700X (65W)に対して25%高い性能で、Ryzen 9 7900Xに対しては9%劣る性能に留まるなど、比較的高い性能を発揮しています。

高い性能を発揮しているCore Ultra 5 245Kですが、ベンチマークが取られた際の消費電力は最大160Wで動作しており、Core i5-14600Kの180Wより12%低い消費電力で動作するなど、電力効率が大幅に向上していることが明確で、温度も360mm AIOを使っているもののそれでも最大64℃など、ミドルレンジモデルとして非常に使いやすいCPUであると言えるでしょう。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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