Intel Core i9-14900KSは殻割に公式対応する可能性。発売は数か月以内に
Intelでは2024年上半期で第14世代デスクトップ向けCPUの最上位モデルとしてCore i9-14900KSの投入を計画しています。このモデルではCore i9-14900Kと同じコア構成ですが、動作クロックがさらに200 MHz高められ、定格時でもブーストクロックは最大6.2 GHzで、電力制限を除くと最大400W近い消費電力になると言われるなど狂気的な爆熱CPUになると言われています。
そんなCore i9-14900KSですが、オーバークロックや冷却面、そして商品性の観点でIntelではこのCPUについてCPUに搭載されているヒートスプレッターを外して冷却効率を向上させる『殻割』に正式対応する可能性が出てきています。
この情報は海外のリーカーのMoore’s Law is Deadから登場しており、Intel製品に詳しい関係筋によるとCore i9-14900KSについては2024年上半期中に登場する予定で、具体的な発売時期は決まっていないものの数か月以内に登場するとのことです。
Core i9-14900KSについては発売は決まったものの、検討段階では数%の性能向上と引き換えに消費電力や価格が大きく増えるなど消費者からのイメージが悪くなることを危惧する声が社内で多く上がっていたようですが、結局発売することで決着がついたようです。
このCore i9-14900KS自体はCore i9-14900Kに対して高クロック(+高価格、高消費電力)で性能が1~5%程度しか上がらないので、Intel自身もこのままでは全く売れないと考えているのか、前代未聞の殻割に公式対応し、保証対象とすることを検討しているとのことです。
ただ、この保証対象になるというのは殻割をしてても自然故障などの際には保証対象になるだけで、殻割が原因でCPUダイを傷つけてしまって故障したなどは対象外になる見込みです。ですので、今まで通り殻割はリスクが高い行為であるため、ユーザーが気軽に行うべきものではない事には変わりありません。
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