Alder Lake-S最上位モデルであるCore i9-12900KのCinebenchベンチマークスコアについて、マルチコア性能は判明していましたが今回シングルコア性能についても判明しました。
Core i9-12900KでのCinebench R20、R23のシングルコア・スコアが出現
Core i9-12900KのCinebenchベンチマークについては9月23日にCinebench R23のマルチコア性能のみが掲載されたスクリーンショットがリークされましたが、今回HXL氏がCinebench R20およびR23のシングルコア・スコアのベンチマーク結果が表示されたスクリーンショットを入手したようです。
ES?
QS?
Retail?I don’t know anything. https://t.co/4iQiwJz7kY pic.twitter.com/hf0LW0zXPj
— HXL (@9550pro) September 24, 2021
なお、HXL氏のツイートに書いてある通り、ES品かQS品かはたまた最終版であるリテール版なのかは不明となっています。また、動作クロックなども不明なためもしかしたらオーバークロックされている可能性もあります。
Cinebench R20ではシングルコア800pt越え。R23では2000pt越え
Core i9-12900Kでは10nmpプロセス(Intel 7)で製造が行われておりアーキテクチャーについても完全な新開発が行われています。特に、高性能コアであるGolden Coveコアは一世代前のWillow Coveに対して平均19%、最大160%の性能向上がされているとIntel Architecture Day 2021にて発表が行われていました。
今回、Cinebench R20およびR23での計測結果もIntelが発表していた内容からは大きく外れた内容にはなっていません。
Cinebench R20のシングルコアスコアは81○ptと記載されており、少なくとも810ptはあるようです。
Rocket Lake-S世代のCore i9-11900Kでは650pt程度、Ryzen 9 5950Xでは640pt程度であったことから、Core i9-11900Kに対しては約25%、Ryzen 9 5950Xに対しては約27%ほど高いスコアを記録しています。
なお、Cinebench R20シングルコアスコアで800ptを越えるCPUは現時点では存在しておらずCore i9-12900Kが現時点ではシングルコア性能が最速なCPUと言えそうです。
Cinebench R23のシングルコアスコアの計測結果も掲載されており、ここでは205○ptsと示されておりこちらも2050ptは少なくともあります。こちらもCore i9-11900Kでは1697pt、Ryzen 9 5950Xが1684ptである事から両CPUを20%以上上回る性能である事が分かります。
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Core i9-12900KのCPU-Zベンチマーク出現。これもRyzen 9 5950X超えに
Core i9-12900KのみならずAlder Lake-Sではシングルコア性能も非常に高くIntel Architecture Day 2021で紹介された内容とほとんど合致はしていますが、今回の結果では動作クロックなどが不明なためもう少し詳細な情報が欲しい所です。
前回、マルチコア性能についてスコアが出現した際にはThermal Velocity Boostがかかった状態でしたので、通常のストックでの動作ではどうなのかなどスコア追求ではなくデフォルト状態でのスコアも見て見たい所です。
コメント
コメント一覧 (2件)
前のcpuはシングルの性能が上がってもゲーム性能は対して上ってなかったから次はどうかな
skylakeの時の経験だと、性能は電力の0.4乗(2.5乗根)に比例する感じでした。
電力制限を2倍にすると1.3倍くらいの性能、半分にすると0.75倍くらいの性能。ざっくりですけど。