Core i9-12900Kのゲーミングベンチ結果出現。Ryzen 9 5950Xとは僅差

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2021年11月4日から発売が開始されると言われているAlder Lake-S CPU、その最上位モデルであるCore i9-12900Kの3DMarkや一部ゲームにおけるパフォーマンスが判明しました。

目次

Core i9-12900Kの実ゲームでのベンチマーク結果が出現

More Intel Core i9-12900K Alder CPU Synthetic & Gaming Benchmarks Leak Out (wccftech.com)

Alder Lake-Sについてはオーバークロックが可能なK/KFシリーズが2021年11月4日の発売が予定されている事から最終サンプル品がレビュアーの手元に届き始めていると見られています。そんなAlder Lake-S最上位モデル、Core i9-12900Kを用いて、3D MarkやForza Horizon、Rainbow Six Siegeなどを動作させた結果が中国のBilibliliに掲載がされました。

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ただし、PCの構成としては、CPUにはCore i9-12900K 、GPUにはつい先日発売されたRadeon RX 6600が搭載されている事のみしか分からない状況のため、決して正確なベンチマークとは言えないです。

CPUモデル P-Core  E-Core  合計 コア / スレッド数 P-Core ベース / ブースト(最大) P-Core ブースト(全コア) E-Core ベース / ブースト E-Core ブースト(全コア) L3キャッシュ TDP
Intel Core i9-12900K 8 8 16 / 24 TBC / 5.3 GHz 5.0 GHz TBC / 3.9 GHz 3.7 GHz 30 MB 125W (PL1)~250W? (PL2)
Intel Core i7-12700K 8 4 12 / 20 TBC / 5.0 GHz 4.7 GHz TBC / 3.8 GHz 3.6 GHz 25 MB 125W (PL1)~250W? (PL2)
Intel Core i5-12600K 6 4 10 / 16 TBC / 4.9 GHz  4.5 GHz TBC / 3.6 GHz 3.4 GHz 20 MB 125W (PL1)~250W? (PL2)

3DMark TimeSpy CPUスコアはRyzen 9 5950Xを30%上回る

3DMarkベンチマークでは、TimeSpy、TimeSpy Extream、FireStrike Extreme、Fire Strike Ultraの4種類で実施がされています。その中でTImeSpy系はCPUスコア、FireStrike系は物理スコアをCPU性能の参考として据え置くと以下の通りになります。(Core i9-12900K以外はUL社に登録されたCPUスコアの平均値)

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3DMark TimeSpyでは、Core i9-12900Kは17915ptを記録していますが、前世代モデルであるCore i9-11900Kの12632ptからは42%、Ryzen 9 5950Xの13929ptからは29%の向上を記録しています。

Forza Horizon 4ではRyzen 9 5950Xとの比較が掲載。差は1.85%(4fps)

実際のゲームを用いたベンチマークも計測されていますが、他のCPU(Ryzen 9 5950X)と比較したベンチマークはForza Horizon 4での結果のみ掲載されています。

計測環境としては両者ともに1080p環境ですが、Core i9-12900KではOSがWindows 11、Ryzen 9 5950XではWindows 10で行われています。これは、Core i9-12900KではWindows 11に最適化されている一方で、Ryzen 9 5950XをWindows 11環境で動かすとL3キャッシュ関連の不具合によって数%ほどパフォーマンスが落ちてしまうため、このような措置が取られているものと思われます。

Forza Horizon 4では、Core i9-12900K環境では平均197.7fps、最低169.6fps、最高253.8fpsを記録しています。一方でRyzen 9 5950Xでは平均194.1fps、最低166.4、最高253.1fpsを記録しています。

両者の比較としては、平均、最低、最高fps共にCore i9-12900Kが上回っている状況ですが、差としては平均が1.85%(3.6fps)、最低が1.92%(3.2fps)、最高が0.2%(0.7fps)とあまり大きな差は無いようです。

Shadow of the Tomb Raiderなどその他ゲームのベンチマークも掲載

他のベンチマークとしてはShadow of the Tomb RaiderやRainbow Six Siegeのベンチマークが掲載されていますが、こちらは他のCPUとの比較は無い単独でのスコアのみ掲載されているためCore i9-12900Kが他と比べてどうなのかと言う点ではあまり参考にはなりません。

Shadow of the Tomb Raiderでは平均115fps、Rainbow Six Siegeでは252fpsが平均として出されています。

 

Rocket Lake-SではCinebenchなどCPUに特化したベンチマークでは高いスコアを叩き出したものの、実際のゲーミングではあまり芳しくないスコアを記録してしまっており、Alder Lake-Sでも同じことを繰り返されるのではないかと言う懸念もありましたが、サンプル数は少ないもののその懸念は少しは払拭されたと言えそうです。ただ、Forza Horizon 4の結果ではRyzen 9 5950Xとの差はわずか2%程度に収まっている事からシングルコア性能が大幅に高くなってはいるものの、実際のゲームにおいては大きな差にはならないようです。ただ、よりシングルコア性能が求められるeSportsタイトル(CS:GO)などであればもう少し差は出そうですのでもう少し色々なゲームでのデータを見て見たい所です。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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