Windowsアップデートが原因で再起動後にBitlocker回復画面が表示される不具合発生中

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Windowsアップデートが原因で再起動後にBitlocker回復画面が表示される不具合発生中

MicrosoftのWindowsについてはつい先週、エンドポイント・セキュリティー・ソフトウェアのクラウドストライク社のソフトウェアが原因で全世界のPCの内、850万台ほどがBSoDに陥り、その後Bitlocker回復画面が表示され、起動に失敗する大規模な不具合が発生していましが、Microsoftによると7月10日に配信されたWindows 11およびWindows 10向けセキュリティーアップデートを適用した場合にも、再起動後にBitlocker回復画面が表示される不具合があったことが明らかになりました。

影響を受けるのは2024年7月10日に配信されたWindows7月セキュリティーアップデート(KB5040442)で、Windows 11やWindows 10のほか、最新のWindows Serverから2008まで影響を受けるケースがあるとのことです。

このBitlocker回復画面が表示される不具合の条件の詳細は明らかになっていませんが、Bitlockerを有効にしており、上記のOSを使用している場合は再起動後にBitlocker回復画面が表示されてしまう可能性があるようです。

このBitlocker回復画面が表示された場合、Bitlocker解除キーを入力することでPCの使用が可能になるのですが、Microsoftによると現時点で他の解決策は無く、このバグが発生しないように調査を進めているとのことです。

そのため、企業が管理するPCなどで発生した場合、Bitlocker解除キーをエンドユーザーに渡すことはセキュリティー上好ましくないため、クラウドストライク社のトラブル発生時のようにPCを持ち込んだり技術者が直接解除するなど対応が必要になりそうです。一方で、個人で発生した場合はMicrosoftアカウントにひも付けている場合はMicrosoftアカウント経由でBitlocker解除キーの入手が可能になっているため解除は容易に行えるようになっています。

このWindowsアップデートに伴いBitlocker回復画面が表示される不具合はクラウドストライク社の問題ほど大規模なトラブルには発展していませんが、発生する可能性があるには違いないため心配な方は事前にBitlocker解除キーの保管場所や解除キーのコード自体を確認しておくことをおすすめします。

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BSoDと並んでBitlocker回復画面はクラウドストライク社の問題で一気に有名になりましたが、再びこの悪夢に遭遇する可能性があるのはシステム管理者にとっては悪夢の連続と言えそうです。なお、個人所有のPCでもWindows 10やWindows 11を最初からインストールしている場合、Bitlockerが有効化されている可能性が高いので、Microsoftアカウントへアクセスできるか、またそこに使っているPCのBitlocker回復キーがあるか事前に確認しておいた方が良いです。また、Microsoftアカウントへログインせずに使っているPCの場合、自分でBitlocker回復キーをメモするなりして持っておく必要があるので、Microsoftアカウントと紐づけしていないPCを使っている人は特に注意が必要です。

ちなみに本日7月26日は『システム管理者の日』らしいです。

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