Bingで「Google」と検索するとGoogleそっくりの画面を表示。Google幹部も苦言
Microsoftが展開する検索エンジンサービスであるBingはWindows 11に標準搭載されるブラウザーのMicrosoft Edgeでデフォルトの検索エンジンとして設定されています。ただ、BingについてはユーザーからGoogleほどの知名度や評価を得ているとは言えず、Microsoft Edgeを開いてもGoogleと検索し、そのままGoogleで検索を行ったり、最悪のケースではGoogleをデフォルトの検索するユーザーが後を絶たないと言われています。ただ、MicrosoftではBingのシェアを少しでも上げたいのか、ここ最近になり狡猾な手段でBingからGoogleに乗り換えるユーザーを減らそうとしていることが明らかになりました。
Windows LatestによるとBing.comで「Google」や「Google.com」と検索するとGoogleのUIを模擬したような中央配置で角が丸められた検索バーに加え、祝日や記念日に合わせたデザインに変更されるGoogle Doodleに出てきそうなイラストを検索バーの上部に配置するレイアウトが表示されるようになるようです。このレイアウトについてはPCに疎いユーザーであればGoogle検索を使っていると勘違いを招くようなデザインにされており、少しでもBingから離脱するユーザーを減らす意図が見え隠れします。
また、Google.comへアクセスできる検索結果に関しては下へスクロールしなければ現れないなど検索エンジンの目的から逸脱した悪質なものになっています。
Imitation is the sincerest form of flattery, but Microsoft spoofing the Google homepage is another tactic in its long history of tricks to confuse users & limit choice.
— Parisa Tabriz (@laparisa) January 6, 2025
New year; new low @Microsoft https://t.co/LKSNNKB7Hy
なお、Bingのこの行為についてGoogle Chrome部門長のParisa Tabriz氏は「真似は最大級の賛辞と言いますが、MicrosoftがGoogleのホームページを偽装するのは、ユーザーを混乱させ、選択を制限するためのマイクロソフトの長年のやり方の一つだと思います。年が明けたばかりで早々に最悪のやり口ですね。」と痛烈な批判をしています。
Microsoft Bing is trying to spoof Google UI when people search Google.com | Windows Latest
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