big.LITTLE採用に向けたAMDの特許が発見される

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2021年末にかけて、Intelは第12世代CoreにあたるAlder Lakeを発売しますが、このAlder Lakeには高効率なコアと高性能なコアを組み合わせたbig.LITTLE構成となります。AMDもbig.LITTLE構成を2023年発売予定のZen 5にて搭載しますが、今回AMDのbig.LITTLE構成採用向けた特許が出現しました。

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Strix Point/Granite Ridgeでの採用に向けた特許らしきものが出現

AMD patents a task transition method between BIG and LITTLE processors – VideoCardz.com

6月10日、AMDが米国特許商標庁(USPTO)に提出した「Task transition between heterogeneous processors (異種プロセッサーにおけるタスクの遷移方法)」に関する特許が公開されました。この特許については、2019年頃から提出がされており、AMDは長い期間に渡ってbig.LITTLEに関する研究を進めていたことを示唆しています。この特許については、big.LITTLE構成で問題となるbig.LITTLEコア間のタスクスケジューリングやタスクの遷移をどのようにするかと言う点について記載されています。

特許内容の簡単な解説

内容については、あまりにも専門的過ぎる事から概要だけ説明すると、AMDはタスクをbig.LITTLEコア間で1つまたは複数の条件に応じて再配置を行うというもの。この条件にはタスク実行時間、メモリーの要求量、平均アイドル時間などが含まれているとの事です。(詳細は特許申請資料に記載あり)この条件に当てはまるとタスクは1つ目のコアから2つ目のコアに遷移されるとの事です。

今回、公開された特許では情報が薄っすらとしか書かれておらず、他にもまだ判明していない機能などが今後出現する可能性はあります。

big.LITTLE構成のCPUについては、Intelが2021年の末にAlder Lakeを発売しますが、AMDのbig.LITTLE構成を採用するCPUは2023年頃発売予定と言われているZen 5 Strix Point/Granite Ridgeで初めて登場する予定となっています。2023年に発売という事で、恐らくAMDのZen 5はIntelのAlder Lakeの後継であるRaptor Lakeと競合するモデルとなると見られています。

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