ASRockが北米で1.7万円台のB650マザーボードを発売。日本での発売は不明?

この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
  • URLをコピーしました!

AMDのRyzen 7000シリーズではミドルレンジ向けマザーボードのB650について$125から登場すると発表していましたが、実際にはこの価格で発売されたマザーボードは2023年3月時点でも存在していませんでしたが、ASRockが遂にこの$125を下回るマザーボードを発売したようです。

目次

価格が日本円で2万円以下に抑えられたRyzen 7000対応、B650マザーボードがASRockから登場。

AMDのRyzen 7000シリーズではミドルレンジ向けマザーボードのB650についてはAMDは発表会で$125(1.7万円)から発売されるとしていましたが、蓋を開けて見ると$200(約2.7万円)を超えるような価格の製品が最安値となり、Ryzen 7000シリーズの売れ行きを鈍化させる大きな原因にもなっていました。

この状況に対してAMDではより廉価で機能を絞ったA620マザーボードを近い内に導入する事を予定していますが、ASRockがAMDが示した$125を下回る価格のマザーボード、B650M-HDV/M.2を2022年3月10日より北米で販売を開始しました。

$125と言うと現在の為替レートで言うと1.7万円前後であり、日本で販売されるとなれば税込みでも1.8万円と2万円越えが当たり前だったB650マザーボードから大幅な価格低下となります。

ASRock B650M-HDV/M.2は、エントリーレベルのマザーボードで、フォームファクターはMicro-ATXを採用しています。このマザーボードにはヒートシンクで冷却された8+2+1のVRMが搭載され、電源は単一の8ピンコネクタを介して提供されます。

メモリーに関しては、DDR5スロットを2本搭載しており、最大6400MHzでの動作を含むEXPOメモリをサポートします。各スロットには最大32GBのメモリを搭載でき、合計64GBまでサポート可能です。また、最新のAGESA 1.0.0.7 BIOSにアップデートすることで、24GBおよび48GBのメモリもサポートされます。このため、最大で96GBまでの容量に対応可能です。

拡張性に関しては、PCIe Gen 4対応のx16スロットを2本、x1スロットを1本搭載しており、M.2スロットはPCIe Gen 5とPCIe Gen 4対応のスロットがそれぞれ1本ずつ、合計2本搭載されています。その他には、SATA IIIポートを4つ、2.5GbE LANポートとUSB 3.2 Gen 1ポートが7つ、USB 3.2 Gen 2ポートが1つ搭載されています。また、別売りのM.2 WiFiカードを搭載するスロットもあります。

このモデルには、CPUやメモリーがなくてもBIOSアップデートや初期化ができるBIOSフラッシュバック機能が搭載されており、エントリーモデルでありながら、必要十分の拡張性と機能が用意されています。

ASRock B650M-HDV/M.2については北米で3月10日に発売が開始されたばかりで、日本ではまだ販売が行われているという情報はありません。ただ、ASRockの公式サイトではAmazonや販売代理店のAskが購入場所として示されている事から、近い内にAmazonや量販店などで取り扱われるものと見られています。

 

AMDのRyzen 7000シリーズを導入する上で最大のネックはこのマザーボード高すぎ問題でしたが、2万円を下回ればかなり買いやすくなると言えます。タイミング的にもRyzen 7 7800X3Dが4月に発売されるため、コストパフォーマンス重視でゲーミングPCを組みたい方はこのASRockのB650M-HDV/M.2に注目しておいた方が良さそうです。


  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメント一覧 (1件)

  • TDP65WのCPUには過剰な8+2+1フェーズのVRM、今後出るAPUには意味の無いGen5対応SSDスロット、これはエントリーというかミドルのような気がします。
    個人的にはTDP65WのCPUが使える4~6+2+1フェーズとGen4対応SSDスロットの製品を想定していたので、
    エントリーの割に盛って来たなぁという感じです。
    メモリスロットも2本の方がHynix A-dieを1:2 DDR5-8600等でぶん回して遊ぶには向いているので、
    ゲーマーならその方が良いでしょうからね。

    それにしても、$125というのはA620マザーの事だと思っていたので、
    B650でこのお値段だとA620マザーは更に安価になりそうです。

コメントする

目次