Arrow Lake Refresh の変更は動作クロック向上のみ。今世代は諦めモード?

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Arrow Lake Refresh の変更は動作クロック向上のみ。今世代は諦めモード?

Intelは2024年秋にArrow Lake CPUを発売しましたが、市場での評価はあまり高いとは言えず挽回策としてリフレッシュモデルであるArrow Lake Refreshを2025年秋にも投入すると噂されています。ただ、このArrow Lake Refreshについてはコア数が8P+32E化されると言う話から、発売自体されないなど不透明な状況が続いており、最近のリークではNPUの強化と動作クロック向上と言う控えめな変更に留まると見られていました。しかし、Intel関係で実績があるリーカーから変更規模がさらに縮小されることが明らかになりました。

リーカーのJaykihn氏によるとデスクトップ向けのArrow Lake-SとハイエンドノートPC向けのArrow Lake-HXのリフレッシュ版は直近言われいたNPUの強化は行われないとのことで、1年前にリークされた動作クロック向上のみの変更に留まることを明らかにしています。

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最近のリークでIntel幹部はArrow Lakeに搭載されているLion Coveの性能が期待外れと評価し、最終的に開発したイスラエルチームを解散させるのではないかとまで言われています。

このような背景から、Intel社内ではArrow Lakeのテコ入れにリソースを注いでも大きな改善は見込めないという「諦めモード」が漂っている可能性も考えられます。その結果として、今回のArrow Lake Refreshが、リフレッシュモデルとしては異例なほど小規模な変更に留まるのかもしれません。

なお、テコ入れの最終手段として販売価格の大幅な引き下げも考えられますが、現在のIntelの経営状況や、Arrow Lake自体が高コストなTSMCの3nmプロセスで製造されている点を踏まえると、その実現を期待するのも難しいと言えます。

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