アメリカでAndroidからiPhoneに乗り換えが過去最高を記録。原因はスマートフォン価格高騰?

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アメリカでAndroidからiPhoneに乗り換えるユーザーが過去最高を記録。原因はスマートフォン価格の高騰?

現在、最新のiPhone 15シリーズの販売状況は好調とは言えません。インフレによる物価上昇などが原因で、スマートフォンなど高価なガジェットへの支出が減少していることが示唆されています。また、高価なiPhoneと廉価なAndroidということで、アメリカではiPhoneのシェアが30〜40%、残り60〜70%がAndroidユーザーとなっています。

ただ、この勢力図に変化が起きているようです。アメリカでスマートフォンのシェアや買い替え動向を調査しているCIRPによると、2024年6月に記録されたAndroidからiPhoneに乗り換えたユーザー率が過去最高を記録したとのことです。

CIRPがまとめたデータによると、iPhoneユーザーの内10〜14%程度のユーザーは元Androidユーザーで、この推移は長年最高でも14%程度でした。しかし、2024年6月に調査した結果では、AndroidからiPhoneに乗り換えたユーザーは前年比で70%増加し、全体の17%へ大きく伸長していることが明らかになりました。

この原因としては、Androidスマートフォンの価格高騰が挙げられます。ベーシックモデルでさえ日本円で6万円程度し、ゲームやカメラ画質に優れるモデルであれば確実に10万円を超えます。一方、Androidに関してはGoogle Pixelやサムスン Galaxyシリーズでは5〜7年間の長期アップデートを約束していますが、それ以外のモデルでは対応がバラバラで、高価なスマートフォンを買っても最新機能へのアップデートができないケースがあります。そのため、一部のユーザーは5年程度のアップデートを保証し、性能も端末によって大きなばらつきがないiPhoneへ移行したと考えられます。

ただ、AndroidからiPhoneに乗り換えたユーザーは、Appleが期待するユーザー像とは異なる可能性もCIRPは指摘しています。というのも、iPhoneに乗り換えるユーザーが増えたにも関わらず、iPhone 15シリーズの販売は低調であるため、これらのユーザーの多くは古いiPhone 14やiPhone SEなどの廉価モデルをメインに買い替えている可能性があります。そのため、Appleとしては利益が大きい最新ハードウェアを買うユーザーが少なくなるため、収益を取りにくくなる上に、最新のiPhone 15シリーズが価格に対してあまり魅力的ではないことを示唆しているとも言えます。

ソース

More Android Switchers – Not Necessarily Good News | CIRP – Apple Report

https://cirpapple.substack.com/p/more-android-switchers-not-necessarily

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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